IndeedにXMLフィードで求人を入稿されているお客様から、「フィードの機能で他の求人と差別化を図りたい」というご相談をよくいただきます。
本記事では、IndeedのXMLフィードで利用できる、応募率向上が期待できる3つのオプション機能とその仕様をご紹介します。
1. descriptionにHTMLタグ追加
まず1つめは、仕事内容のHTMLフォーマットです。
フィードの「description」という項目を利用するオプション機能です。
descriptionのHTMLタグ追加とは
description項目内で<h>や<br>、<b>などのHTMLタグを使用して仕事内容を記載できる機能です。実装することで、Indeed内の詳細ページで仕事内容が表示された際に、HTMLのフォーマットが適用されて仕事内容がより読みやすくなります。
Indeedはモバイルからの流入が多いと言われており、応募率を向上させるためには、限られた表示エリアの中で求人の内容が読みやすく整理されている視認性の高さも重要です。
フィードの仕様
フィードのdescription項目内の仕事内容をHTML形式で記載します。自社のWebサイトでもHTMLフォーマットを使用している場合は、そのフォーマットと同じ形式でXMLフィードのdescription項目にも仕事内容を記載してください。
下記がIndeedが対応しているHTMLフォーマットのタグの一覧です。
※使用したいタグが一覧に見当たらない場合の使用可否は、Indeed社に直接お問い合わせください。
タグ | 説明 |
<b> | 太字 |
<h1>~<h6> | ヘッダー※Indeed のページ上で表示される際には、一定のサイズに変換されます |
<br> | 改行 |
<p> | 段落 |
<ul> | 箇条書き |
<li> | リストアイテム |
<strong> | 太字 |
<em> | 強調文字(斜体) |
<table>,<tbody>,<th>,<tr>,<td> | 基本的な表 |
また、HTMLフォーマットはCDATAタグの中にエスケープせずに記述する必要があります。
例えば、「<」は「<」とエスケープすることも可能ですが、Indeedのdescription項目でHTMLフォーマットを使用する場合はCDATAタグに含めた上で、「<」と記述します。
実装の流れ
description項目にHTMLフォーマットを反映するためには、Indeed社とフィードの読み込みと反映について事前に調整が必要です。仕様に沿ってXMLフィードを用意したら、Indeedのご担当者様にHTMLフォーマットの反映を依頼してください。Indeed社側でフィードの読み取りとその反映が完了したら、実装完了です。
dfplus.ioなら…
dfplus.ioなら、求人データを見ながら簡単にdescriptionにHTMLタグを追加できます。
2. キーワードのタグ表示(keywords)
続いて、キーワードのタグ表示です。
フィードの「keywords」という項目を利用するオプション機能です。
キーワードのタグ表示(keywords)とは
Indeed内の検索結果で「未経験OK」「残業なし」などの求人の特徴をタグ表示できる機能です。通常は検索結果で訴求しづらい具体的な求人の特徴もこの機能を実装することで訴求が可能になり、Indeed内での求人の表示後のクリック率の向上が期待できます。
フィード仕様
フィードのkeywords項目に、表示したい文言に応じてIndeedが指定したコードを表記します。複数の文言をタグ表示したい場合は、コードを「,(カンマ)」で区切って表記してください。
なお、表示できる文言と対応するコードの一覧はIndeedに直接お問い合わせいただき、ご確認ください。
実装の流れ
まずは、Indeed社にコード表の共有についてお問い合わせください。その後、仕様に沿ってkeywords項目にコードを記載したフィードを用意し、Indeedに反映を依頼してください。Indeed社側でフィードの読み取りとその反映が完了したら、実装完了です。
dfplus.ioなら…
dfplus.ioなら、「対応表」の機能を利用して、複数の文言をまとめてIndeedが指定したコードに置換することで、keywords項目の実装ができます。
3. 自社の応募フォームへの直接遷移(apply-url)
最後に、自社の応募フォームへの直接遷移です。
この機能は、フィードの「apply-url」という項目を利用するオプション機能です。
自社の応募フォームへの直接遷移(apply-url)とは
フィードのapply-url項目に求人の応募フォームのURLを表記することで、Indeed内の詳細ページから、自社の詳細ページをスキップして、応募フォームに直接遷移させることができる機能です。この機能はβ版ですが、ユーザーのページ遷移数を減らすことで離脱を防ぎ、応募率の向上が期待できます。
フィード仕様
フィードのapply-ur項目に、各求人の応募フォームのURLを表記します。
また、URLパラメータを付与したい場合は注意が必要です。Indeed管理画面からはパラメータを付与できないため、フィードのapply-url項目にパラメータを含めたURLを表記してください。
実装の流れ
Indeed内の詳細ページから応募フォームへ直接遷移させるためには、Indeed社とフィードのapply-url項目の読み込みと反映について事前に調整が必要です。仕様に沿ってフィードを用意したら、Indeedのご担当者様にHTMLフォーマットの反映を依頼してください。Indeed社側でフィードの読み取りとその反映が完了したら、実装完了です。
dfplus.ioなら…
dfplus.ioなら、求人票に応募フォームのURLのフルパスが用意されていなくても、求人票にある情報を活用した規則的な構成であればURLの表記が可能です。
例えば、下記のような固定のドメイン情報と求人IDの組み合わせで応募フォームのURLが構成されている場合は簡単にapply-url項目の実装ができます。
- https://example/entry/{求人ID}
参考:dfplus.ioでIndeedのapply-urlを設定する
おわりに
IndeedのXMLフィードで使用できるオプション機能と、そのフィード仕様をご紹介しました。
上述したように、今回ご紹介したオプション機能はdfplus.ioでも実装可能です。ご紹介した機能の具体的な実装方法のほか、「現在はデータフィード以外の方法で入稿しているが、データフィードでの入稿への切り替えを検討している」「オプション機能を実装したいが、どの様に実装すればよいかわからない」など、Indeedのデータフィードの作成についてより詳しく知りたい方は、以下のフォームよりぜひ一度dfplus.ioチームへご相談ください。