Facebook / Instagramのダイナミック広告は、EC事業者ではGoogleに次いで利用率が2位の媒体※で、すでにご実施されている方は多いかと思います。
しかし、何を・どう改善したらいいのかわからない方も多いかと思います。
本日は、①クリエイティブ②レコメンド の2つの改善軸から具体的な改善方法についてご紹介していきます。
クリエイティブの改善
まずクリエイティブの改善方法をご紹介します。
Facebook / Instagramダイナミック広告は、クリエイティブの自由度が高い媒体です。商品ごとの情報と一律の固定文言とを組み合わせて、タイトルや説明文などの表示エリアに設定することができます。
また、Googleショッピング広告と異なり、「セール」や「●%オフ」といった宣伝文言を加えることも可能です。
クリエイティブ改善のチェックポイントを3つご紹介します。
クリエイティブ改善(1) 要素と配置は適切か?
クリエイティブの要素は、画像とメインテキスト・見出し・説明文の4つで構成されます。
配信面やフォーマットによって表示できる要素・見え方は異なるため「どの情報を・どこに・どう見せるか」が重要です。
例えば、Instagramのフィード面には「説明文」は表示されません。
設定は広告マネージャ上で行います。カタログ内の項目を選択したり、自由にテキスト記入も可能です。
クリエイティブ改善(2) オプション機能を利用しているか?
オーバーレイ
商品画像の上に「価格」「配送無料」などの情報を表示できる機能です。
広告マネージャーのクリエイティブツールを利用して、カタログの情報を元に以下4種類から選択します。
- 価格
- 取り消し線付きの価格
- 割引き率
- 配送無料
フレーム
商品画像の上に、ユーザーの目を引く枠線やロゴ画像を表示できる機能です。
フレームのサイズや透明度、配置位置を調整することができ、訴求したいキャンペーンなどと組み合わせることで商品の訴求力を高められます。
オーバーレイと同様に広告のクリエイティブツールを利用して、用意したフレーム用の画像をアップロードして実装します。
クリエイティブ改善(3) 適切なフォーマットになっているか?
コレクション
メインの画像または動画と、その下に3枚の画像を組み合わせたフォーマット
特定のジャンルの商品をアピールしたい場合やブランドストーリーを伝えたい・購入まで繋げたい場合など、目的に応じて利用できます。
カルーセル
複数の画像や動画をスクロールして表示でき、それぞれに別のリンクを設定できます。
スライドショー
カルーセル広告で、3~10枚の画像からスライドショー形式の動画を作成できます。
動画の用意が不要で、商品やブランドのストーリーを魅力的に伝えることができます。
レコメンドの改善
2つめの改善軸「レコメンド」です。レコメンドとは、媒体側が適切な”ユーザー”に対して、適切な”商品”に配信することで、その精度が成果を大きく左右します。
レコメンドの精度を上げるには、できるだけ情報を媒体に伝えることが大切です。
より多くのデータを提供することで、機械学習を促し、最適化を後押しします。
レコメンド改善:できるだけ多くの情報をデータフィードに含めているか?
必須項目だけでなく、任意項目もできるだけデータフィードに情報を含めることが大切です。
たとえば、MetaはFacebook登録情報などから、性別情報を高い精度で持っているとされています。そのためフィード項目「gender」は最適化が効かせやすくなります。補完してエンジンに学習させましょう。
まとめ
本記事ではFacebook/Instagramダイナミック広告の改善方法について、クリエイティブとカテゴリの2軸でご紹介しました。
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