広告代理店のリプレイス・広告運用のインハウス化を検討中の方へ|知っておきたいデータフィード移管の事前準備

コラム
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データフィード管理ツール「dfplus.io」では、広告代理店のリプレイスや、広告運用のインハウス化を検討されている方から、データフィード移管に関するご相談をよくいただきます。しかし、いざ移管を進めてみると以下のような課題にぶつかることが多くあります。

  • 想定よりも時間がかかり広告配信が停止してしまった
  • データフィードは作成できたが、大量にエラーが発生している
  • 移管をしたら広告効果が下がってしまった

このような課題を回避するために、データフィード移管で必要な事前準備についてまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

知っておきたいデータフィード移管の事前準備

データフィードの質を決める

データフィードを移管すると言っても、どの程度の質を求めるかによって、必要な準備や工数が変わってきます。求めるデータフィードの質には大きく 3 つのパターンがあります。

  1. 最低限、広告配信ができる
    データフィードは媒体ごとに仕様が定められており、必須項目だけ用意できていれば広告を配信することができます。(各媒体の仕様については、dfplus.io のヘルプページでもご紹介しています。)

    しかし、各媒体の仕様を満たしているつもりでも、エラーが発生し不承認になることがあります。特に Google ショッピング広告の配信に必要な Google Merchant Center は他媒体よりも審査が厳しいので注意が必要です。

    Google Merchant Center でよくあるエラーと対処方法は dfplus.io Blog でご紹介しているので、お困りの方は一度チェックしてみてください。

  1. 移管前と同じデータフィードを作る
    移管前の広告代理店がデータフィード改善で広告の成果を上げていた場合、移管前と同じデータフィードを作りたいケースがあります。この場合、移管前のデータフィードとマスターデータを比較し、どのような加工をしているか読み解く必要があります。

    マスターデータとは、EC であれば商品、人材系サービスであれば求人票、不動産であれば物件などのデータのことです。

    配信したい媒体の数だけ比較する作業が発生するほか、マスターデータの内容によっては移管前と同じデータフィードを作成できないこともあります。広告媒体側の仕様も確認しながらの作業となるため、媒体数が多い場合は工数が多くかかることを想定しておきましょう。

  1. 移管前のデータフィードを改善したい
    もともとあまりデータフィードの改善をしていなかった場合、移管をキッカケに改善に取り組みたいケースも存在します。その場合は、どのような改善をしたいかを事前に把握しておきましょう。

    たとえば、Google ショッピング広告ではタイトルの改善を行ったり、Criteo ではエクストラバッヂを利用したりなどがあります。

    dfplus.io のセミナーレポートでは、媒体ごとの改善ポイントをご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

配信する媒体

配信する媒体も決めておきましょう。媒体の数が多い場合は、配信ボリュームや広告効果の高いものから順番に移管するなど、優先順位を決めておくのがオススメです。

マスターデータの管理・出力の方法

データフィードのもとになるマスターデータは、社内システムから出力をし、なんらかの方法で媒体ごとの仕様に変換して送信するのが一般的です。マスターデータの出力にはエンジニアへの依頼が必要なケースがあるので、事前に担当者を確認しておきましょう。

また、作りたいデータフィードの内容によっては、複数のマスターデータが必要なこともあります。たとえば、在庫情報だけは別のマスターデータで管理しているケースなどです。どのマスターデータに何の項目が含まれているのか、しっかり把握しておきましょう。

データフィードの管理方法

データフィードの管理方法には主に以下の 5 つの方法があります。どの方法で管理するか、あらかじめ決めておきましょう。

  • Google スプレッドシートや Excel にて手動で管理する
  • カートシステムの機能を利用する
  • システム開発を行う
  • アウトソース(外注)する
  • データフィード管理ツールを使う

5 つの方法のメリット・デメリットについては、「フィードを管理する方法は 5 つある:これから広告提案を行う方のための基礎知識」でご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

もしデータフィード管理を「アウトソース(外注)する」、「データフィード管理ツールを使う」場合には、マスターデータを外部のサーバーに連携するのが一般的です。

マスターデータを特定のサーバーにアップロードし、日次で更新する仕組み(バッチ処理)の構築には、エンジニアへの依頼が必要となります。あらかじめ担当者に相談しておくとよいでしょう。

もし、データフィードを切り替える時点でこちらの仕組みを構築できない場合は、一定の期間は手動でマスターデータを指定のサーバーへアップロードしつつ、費用対効果と優先度を考慮してバッチ処理の実装を検討するケースもあります。

また、すでに存在するサーバーにマスターデータを外部から取得する方法もありますが、その際は社内にセキュリティの制限が存在するか確認しておきましょう。外部から取得できない場合は、新しくサーバーを用意して、そこにマスターデータを出力する仕組みが必要となります。

スケジュール

マスターデータをスムーズに出力できる場合でも、データフィードの移管には最低でも 3 週間から 1 ヶ月かけることをオススメします。

dfplus.io でデータフィードの移管をご支援するケースでは、おおよそ以下のスケジュールとなります。

  • マスターデータの確認:1 週間
  • データフィードの作成:1~2 週間
  • 各媒体の審査:1 週間

配信する媒体数が多い場合や、移管を主に担当する方のリソース状況によっては、もっと時間がかかるケースもあります。スケジュールが後ろに倒れることを想定して、移管前のデータフィードを使える期間を長めに調整しておくのもオススメです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?データフィードの移管には媒体の仕様や社内のシステムをしっかり把握しておく必要があります。また移管後も、媒体の仕様変更に対応が必要だったりと、意外と手間がかかります。

データフィード管理ツール「dfplus.io」では、データフィードの知識が豊富なスタッフが導入から継続的にサポートをさせていただくほか、媒体の仕様変更にもツールが対応するため、安心してデータフィード作成に取り組むことができます。

データフィード移管をご検討の方は、ぜひ気軽にお問合せください。

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