【2/8開催】 「Googleショッピング広告入門セミナー」レポート

セミナーレポート
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dfplus.io では月に1回程度、媒体について実践的なセミナーを行っており、無料でご参加いただけます。

2023年2月8日に開催した「Googleショッピング広告入門セミナー」では、Googleショッピング広告の基本情報や魅力、配信初期につまずきがちなポイントの解決方法などを解説しました。その内容をご紹介します。

Googleショッピング広告のきほん

Googleショッピング広告(以下、ショッピング広告)とは、Googleの検索結果に応じて、画像付きで表示される商品ごとの広告のこと。「すべて」タブ(通常検索)や「ショッピング」タブ、「画像」タブに表示されます。


「ショッピング」タブには無料枠も

「ショッピング」タブには、有料枠の「ショッピング広告」のほかに、無料枠の「無料リスティング」があります。「ショッピング」タブで、ショッピング広告の下部に、縦スクロール(※)で表示されます。
※ショッピング広告は横スクロール

無料リスティングは、Google広告のアカウントが不要です。Google Merchant Centerに商品フィードを連携していれば、すぐに始めることができます。

しかし、クリック数は広告:無料枠=97:3(※)と大きく差があるため、ECでの集客・売上向上を図るには、ショッピング広告に出稿するのがオススメです。
※出典:https://www.datafeedwatch.com/blog/free-product-listings

幅広い商材で活用

ECサイトを持っている企業であれば、ほぼ全ての業種でショッピング広告を配信することができます。アパレルや食品、雑貨から、最近では業務用品や建築資材などのtoB商材まで、多種多様な商品がショッピング広告に掲載されています。

なお、Googleのポリシーで掲載不可とされている商材がありますので、ご注意ください。※ショッピング広告のポリシーはこちら

クリック数はリスティング広告の5倍以上!

Google検索連動型広告には「リスティング広告」と「ショッピング広告」の大きく2種類があります。

これらのクリックのうち、85%がショッピング広告で発生しているそうです。(※)つまり、ショッピング広告はリスティング広告の5倍以上クリックされているということになります。


※出典:https://forbesjapan.com/articles/detail/20136

ショッピング広告がクリックを集めやすい理由

  • 広告の視認性が高い
    検索結果が表示される画面に、高い占有率で表示されるため、ユーザーの目に留まりやすくなっています。また、画像付きであることも視認性の高さに繋がっています。

  • キーワードのカバー範囲が広い
    リスティング広告は、キーワードを広告主側(運用者側)が設定するため、意図したユーザーに表示できる良さがある一方、設定したキーワード以外では表示されません。

    対してショッピング広告は、表示対象となる検索キーワードが商品情報を元に自動で選定される仕組みになっています。そのため、表示対象となる検索キーワードを幅広く網羅できることも、クリックされやすい理由のひとつになっています。

クリック数だけじゃない!ショッピング広告の3つの魅力

ショッピング広告の魅力は、クリック数だけではありません。広告運用者が気になる、CPC・CVR・運用負荷の面でも魅力的な媒体です。

  • CPCが安い
    「配信面が多い」、「商品ごとに掲載できる」、「実施企業が少ない」という理由から、ショッピング広告のCPCは、リスティング広告に比べて、比較的安価であると言われています。
  • CVRが高い
    リスティング広告はクリックをするとLPやトップページに遷移し、お客様はそこから情報を集めて購入を検討します。一方で、ショッピング広告は商品をダイレクトに訴求でき、商品詳細ページに直接遷移するため、購入までがスムーズで、CVに繋がりやすいという特長があります。
  • 広告運用を自動化しやすい
    ショッピング広告では、以下を自動化できるため、運用負荷を軽減できます。
    ・キーワードの選定(リスティングでのキーワード選定は大変)
    ・在庫状況による広告停止/再開の制御
    ・入札の最適化

成果事例

Googleショッピング広告で売上の向上を実現した、パリゴオンライン様の事例をご紹介します。

ブランド・SKU数が多いというサイトの特徴や、「リスティング広告で思うように効果が出ない」「新規顧客を誘導したい」という課題感から、dfplus.ioの導入と同時にGoogleショッピング広告を開始。当初は、社内でも効果に懐疑的な声がありましたが、開始後3ヶ月でROASは400%前後から1450%になり、広告経由の月間売上金額は4倍に増加しました。

また、しっかり成果が出たことで、社内におけるECの優先度が上がるという嬉しい変化もあったようです。

  • Before
    広告担当者1人でショッピング広告を開始
  • After
    ・ROASが400%→1450%と大幅向上
    ・広告経由の売上が4倍に

記事全文はこちら

アパレルECで冬セール時期にROAS1450%を実現!「dfplus.io に相談しながら」起こした大きな変化の事例をご紹介 |dfplus.io データフィード統合管理プラットフォーム
株式会社アクセ パリゴオンライン   ディレクター 山内 嶺様、橋本 桃子様  少人数チームのインハウス運用でGoogleショッピング広告を開始し、3ヶ月後にROAS1450%を達成した経緯やその影響について、株式会社アクセ ディレクター 山内 嶺様、橋本 桃子様にお話を伺いまし... 

Googleショッピング広告 実施のポイント

ショッピング広告について理解を深めたあとは、実施するまでの流れや、よくあるお悩みの解決方法についてみていきましょう。

Googleショッピングを配信するには、以下の3つが必要です。

配信までの流れ

1.データフィードの用意
お持ちの商品データをGoogleが定める仕様に変換する。
※ここで作成するのがデータフィードと呼ばれるものです。後ほど詳しく解説します。

2.Google Merchant Center
データフィードを、Google Merchant Centerに登録し、審査を受ける。審査に通過した時点で、無料リスティングへの掲載が開始されます。

3.Google広告管理画面
ショッピング広告(有料枠)を出稿する場合は、Google Merchant CenterとGoogle広告を接続し、キャンペーンや配信設定を行う。

データフィードとは?

データフィードとは、各媒体が定めるフォーマットに合わせて変換・加工したデータファイルや、そのデータファイルに変換する仕組みのことを指します。

ECサイトをお持ちであれば、サイト構築のために商品データをお持ちかと思います。しかし、ショッピング広告に出稿するには、その商品データをGoogleが指定した形式に変換する必要があります。

さらに、データフィードは、ショッピング広告のクリエイティブ(※)のほとんど全部の構成要素になるため、運用・成果改善を行うために、非常に重要です。
※画像やテキストなどを組み合わせた、広告として表示される内容のこと。

とはいえ、「データフィードによってクリエイティブを作りこむ」のは、運用者がつまずきがちな部分でもあります。そこで、クリエイティブの中でも特に重要な要素である、商品タイトルの改善テクニックをご紹介します。

商品タイトルに何を含めるかは、IMPやCTRといったGoogle広告の成果に直結します。ユーザーの知りたい情報を、しっかり盛り込むようにしましょう。

例:アパレル

  • ブランド名
    →ブランド名が英語の場合は、カタカナで検索する人もいるため、カタカナと英語の両方でブランド名を含めることをオススメします。
  • サイズ
  • 対象性別
  • 各要素の順番

商品タイトルのほか、「Google 商品カテゴリ」やセール表示などの項目も、値を入れたり改善したりすることで成果改善が期待できます。

こちらの記事では、Google ショッピング広告の「伸びしろ」として、最適化するべき項目やテクニックを詳しくご紹介いますので、ぜひご覧ください。

次に、ショッピング広告についてよくある相談について、解決方法をご説明します。

「データフィードの審査が通らず、広告が掲載されない」

まずは、Google Merchant Centerの「診断」で、不承認の理由を確認しましょう。

よくある原因には、次のようなものがあります。

  • GTINが不適切
  • 必須項目に抜け漏れがある
  • 規定以外の値を入力している

なお、審査に通らず不承認になった商品は、放置せず、出来るだけ全商品が配信されるように調整することをオススメします。なぜなら、配信できる商品数が少ないと、機械学習が最大限に発揮されず、媒体のポテンシャルがわかりません。不承認になっている商品を配信したところ、売れ筋になったケースもあります。

「売り切れ商品が広告配信されてしまう」

売り切れている商品は、クリックされても購入に繋がらず、費用だけがかかってしまうので、広告配信されてしまうのは避けたいですよね。

無駄なクリックを防ぐには、在庫状況(availability)を更新する必要があります。具体的には、以下の作業です。

  • サイト上で商品が売り切れたら、同じタイミングでデータフィードの在庫状況を「out_of_stock」に変更する
  • 更新されたデータフィードを、Google Merchant Centerに反映する

売り切れる度に(目安:1日1回)この作業を行うことで、無駄クリックを防ぐことは可能ですが、手動で更新するのは煩雑です。

そこで、自動更新の仕組みを採り入れることをオススメします。自動化することで、以下を、迅速・簡単に行うことができます。

  • 売り切れ商品の停止
  • 新商品の広告展開
  • セール価格の反映

「広告の成果が思ったより良くない…」

配信後すぐにはIMPやCTRが思うように伸びなくても、データフィードを調整することで効果を改善することは十分可能です。

また、配信を最適化するための機械学習には、一定の期間(目安:1ヶ月)が必要であることから、継続的に調整を行いながら、実績を見ていきましょう。

ショッピング広告で成果を出し続けるためには、データフィードを継続的かつ柔軟に改善することが不可欠であるため、フィードの運用環境を整えることが大切です。

データフィード管理ツール「dfplus.io」を導入してムリなく運用できる環境を実現した事例として、スタージョイナス様の例をご紹介します。

スタージョイナス様が運営する「FIGURE」は、70以上のブランドを扱っており、商品数も非常に多いサイトです。そのため、Googleスプレッドシートで手動管理を行っていた時は、マスタデータの加工で1日が終わってしまうこともあったそう。

データフィード管理ツールを導入したことで、運用負荷が大きく軽減しただけでなく、浮いた工数でGoogle Merchant Centerのエラーの解決に手が回るようになり、広告成果を大きく改善することもできました。

  • Before
    ・Googleスプレッドシートで手動管理していた
    ・商品ごとの細かな対応に追われ、マスタデータの加工で1日かかることも
  • After
    ・データ加工の手間が大きく軽減し、フィード改善を習慣化することに成功
    ・Google Merchant Centerのエラー解決を定期的に行えるようになった
    ・ROAS:dfplus.io 導入前の200%から510%に
    ・広告経由売上:導入前比826%に(※予算は3倍)

記事全文はこちら

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まとめ

ECサイトの集客・売上の向上を目指すなら、まず検討したいGoogleショッピング広告。その概要と、配信に必要なデータフィードの運用について解説しました。

データフィード管理ツール「dfplus.io」は3週間の無料トライアルのご用意もございますので、是非ご検討ください。サービス資料のご請求、ご質問などは以下のフォームよりお気軽にお問い合わせ下さい。

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