dfplus.io では月に1回程度、媒体について実践的なセミナーを行っており、無料でご参加いただけます。先日開催された「EC×Pinterestマーケティング実践セミナー」は多くの方にご参加頂きました!その内容や、質疑応答を一部ご紹介いたします。
※本記事は2022年9月7日(イベント登壇時)の情報を元に作成しています。最新情報とは異なる可能性がございます。
第一部 : Pinterest Japan
Pinterestの最新動向
セミナーではPinterestの最新の動向について、ご紹介いただきました。
6月の正式ローンチ以降広告を出稿しているアカウント数が増加しています。
ブランドやリテールEC、ホーム関連など様々な業種で活用が広がっています。
Pinterestは、ハロウィンやクリスマス、いろいろなイベントがある中でイベントにまつわる探し物をするユーザーが多い傾向があります。
ホリデーシーズンのアイデア探しにアクセスする場所として、Pinterestが一位に選ばれました。
※出典 : Talk Shoppe社によるホリデー調査. 2021年ホリデーシーズン中にホリデーに関する買い物をしたPinterestウィクリーユーザーと他のソーシャルフォームユーザーを比較(米国, 2022年1月)
Pinterestアドの始め方
Pinterestで広告配信を開始するまでの流れをご紹介いただきました。
1. ビジネスアカウント・アドアカウントの開設
ビジネスアカウントには、子アカウント的にアドアカウントを複数設けることができます。国別にアカウントを管理・ECサイトごとにアカウントを分けるといったことができます。また、広告主のアドアカウント単位で、代理店のビジネスアカウントなどをパートナー追加し、アクセス権限を付与することができます。
2. 支払情報の設定
3. 日本配信の許可設定
日本で広告を配信をするためには、開設されたビジネスアカウントに対して許可設定が必要となります。許可設定がなされないと配信エリアとして日本が選択できません。
4. タグ・カタログ(データフィード)設定
カタログ連携までのプロセスは以下の通りです。
- マーチャントガイドラインのチェック
- ドメイン認証
- カタログ機能からデータフィードを連携
- 広告キャンペーンの審査
- 連携完了
さらに、タグを設置するまで3ステップあります。
- ベースコードの設定
- ベースコードとは、すべてのページに設置が必要なPinterestタグの基礎となるコードのことで、初回のみ設定が必要となります。
- イベントコードの設定
- イベントコードは、トラッキングしたい特定のアクションが含まれるページに設置する必要があります。4つのイベント(Lead, SignUp, AddToCart, Checkout)のうち、必ず1つは設定しなければなりません。
- エンハンスドマッチの設定
- エンハンスドマッチは、該当する Pinterest ユーザーとコンバージョンデータをマッチさせる Pinterest タグのオプションの追加機能です。Pinterestのクッキーがない場合でも、サイトイベントを一致させるためにハッシュ化したメールアドレスを送信します。
5.マーチャントガイドラインに基づく審査
6. 広告キャンペーンの作成と設定
7. 広告キャンペーンの審査
8. 配信開始
アカウントの取得から広告配信開始できるまでには、およそ2週間〜1ヵ月半程度の時間がかかります。
アカウント構造は次のような階層構造になっており、階層ごとに管理できるポイントが違ってきます。
- ビジネスアカウント
- 企業アカウント運用、アナリティクス機能、カタログ管理、ビジネスアクセスなど
- アドアカウント
- 広告配信・運用管理、タグ管理、オーディエンス作成・管理、レポート機能など
- キャンペーン
- キャンペーン目的の設定、予算管理(デイリー・期間指定)
- アドグループ
- ターゲティング設定、最適化設定、クリエイティブの設定など
- クリエイティブ
- アドグループ単位での設定
ショッピングプロダクトについて
Pinterestで利用できる広告フォーマットについてご紹介いただきました。
ショッピング広告に使用できるフォーマットには3つの種類があります。
- ショッピングアド
- コレクションアド
- ダイナミックリターゲティングアド
最後に、開発中のショッピング機能をご紹介いただきました。
- チェックアウト機能
- 商品画像のビデオ対応
- 商品のタグ付け
- API開発
ショッピングプロダクトも含めたPinterestプラットフォームを活用することで、より多くのユーザーにリーチし、販売を促進することが期待できます。
第二部 : フィードフォース
プロダクトピンについておさらい
Pinterestでショップを開設するために必要なプロダクトピンについてのおさらいと活用すべき理由、活用事例を紹介しました。
プロダクトピンとは、商品の情報を表示するピンのことです。データフィードの仕組みを使って自動生成されます。また、商品情報はECサイトと連携して自動更新することが可能です。
データフィード(商品データ・商品フィード)とは、ECサイトの保有する商品データを媒体の規格に沿って変換したデータ、またはその仕組みのことをさします。
プロダクトピンを活用すべき理由
- 無料で実施できる
- 自動生成できるで工数が少ない
- オーガニック流入が期待できる
- Pinterestアドにすぐに展開できる
プロダクトピンの活用でECサイトの売り上げが発生している事例もあります。
商品点数(プロダクトピン)が約7500点から月間売上が約12万円発生した事例を紹介しました。

作成したプロダクトピンは、以下の3種類の広告メニューに展開が可能になります。
- ショッピングアド
- コレクションアド
- ダイナミックリターゲティングアド
プロダクトピン最適化テクニックとサイト遷移数2.3倍の事例紹介
プロダクトピンのおすすめ最適化テクニックとして影響度の高かった点を3点ご紹介しました。
- 商品タイトルの最適化
- 商品画像の追加
- 「送料無料」表示
ユーザーの目に触れる情報を充実させることで、ピンクリック数やサイト遷移数の向上が期待できます。
カテゴリ、サイズ、色、素材、性別、年齢層といった 各商品が持っている情報を盛り込み
ユーザーに検索されるであろうキーワードをタイトルに入れる。

メインの商品画像以外に、別の角度からの画像や異なる演出の画像で商品の魅力を伝える。

送料無料が適用される金額を入力するなどして「送料無料」を表示させる。

N2 Interior 様はフィード最適化前後2週間で下記のように成果が向上しました。
- IMP 1.3倍
- クリック数 1.9倍
- サイトへの遷移数 2.3倍
SNSにおける商品データ活用
各SNSがショッピング機能を強化してます。そういった機能はデータフィードが必要なことが多いことも特徴となっています。

今後ECマーケティングにおいて商品データの活用は必須になってきます。
媒体数を増やしてもデータフィードの管理が大変にならない仕組みづくりが重要となってきます。
そのデータフィード管理ツールのひとつとしてdfplus.ioを紹介させていただきました。
ご案内
商品フィードを作成し、プロダクトピンをカタログに連携するところを支援する「Pinterest商品連携おまかせスタートサービス」をご紹介しました。
詳細をご希望の方はこちらをご確認ください。
まとめ
最後に、セミナー全体の内容を簡単におさらいをしてセミナーを締めくくりました。
dfplus.io はPinterestカタログに対応しています。サービス資料のご請求、ご質問などは以下のフォームよりお気軽にお問合せ下さい。
