「『欲しい』気持ちを購買につなげる、INSTAGRAMコマース 入門編」セミナーレポート

セミナーレポート
セミナーレポート

2022年3月に実施された「 dfplus.io Marketing Talk 2022」では、いま注目のプラットフォーム・サービス事業者が登壇し、「商品データの未来」について語りました。動画公開期間は過ぎましたが、登壇企業の同意を得て一部内容をご紹介します。

本記事では、 Meta による「『欲しい』気持ちを購買につなげる、INSTAGRAMコマース入門編」の内容を簡単にご紹介します。Facebookは、認知から購買までのカスタマージャーニーの内、全てに設定を持つ媒体です。Instagramの活用方法を具体的な事例も含めながら解説いただきました!

※本記事はイベント登壇時の情報を元に作成しています。
※記事内の画像は配付資料の引用です。

マーケティングの各プロセスにおけるユーザー動向の調査結果

企業やブランドがユーザーと長期的な関係を築くためには、適性な価格、カスタマーサービ
スの質、ブランドと価値観の一致度合いなど様々なタッチポイントでユーザーを満足させる
ことが重要です。また、認知から購買までのカスタマージャーニーは複雑性を増しています。

Facebookのサービスは全てのカスタマージャーニーに接点を持ちます。 Verto Analytics
の調査によると、オンラインのカスタマージャーニー全体でFacebookのサービスに20.6
回アクセスしています。Facebookと Bain & Companyの調査では、商品の閲覧と比較検
討する際、オンラインチャネルの利用率は80%だと分かっています。Nielsenによると、F
acebookなどのデジタルメディアプラットフォームはROI( Return On Investment)が
高かったそうです。例えば、FacebookにおいてROIが1を超えた割合が65%に対し、テ
レビは38%です。

商品タグ、shop機能、Instagramショッピングについての解説

Instagramは発見型のEコマースを目指しています。従来であれば人が検索をして商品を見つけますが、Instagramには商品が人を見つける仕組みがあります。そのため、Instagramでは特に広告を通して偶発的な発見や思いがけない購買行動が見られます。しかも、発見してからすぐにブランドのwebサイトに遷移でき、商品タグを設定すると購買までのプロセスもスムーズにできます。

また、Instagramは情報収集にも使われています。日本ではInstagram利用者がハッシュタグで検索する回数が他の国と比べて5倍も多いです。

Instagramの、ショッピングに関する機能について紹介します。

  • 商品タグ:投稿にタグ付けできる機能です。タグをクリックするとInstagram内商品詳細ページへ遷移します。
  • shop機能:Facebook、Instagram上で商品群を紹介できる機能です。UIの を色変更するなどカスタマイズも可能です。
  • Instagramショッピング:Instagram内に独立したタブです。利用者毎にパーソナライズされた内容を表します。コレクションや投稿への導線を強化できます。

購入までの導線を強化する3つのステップとTips

ショップ機能の導入から効果を最適化するためには3つのステップがあります。まずは、下記のようなショップ機能の利用条件を確認します。

  • Instagramのショップで販売可能な商品を扱っている
  • 販売者契約とコマースポリシーを遵守している
  • ビジネスを目的としたウェブサイトドメインで商品を販売する予定である

次に、Instagramのビジネスアカウントなどをセットアップしてアカウントを通常運用します。前提として、1つのInstagramアカウントで設定できるのは1ドメインのみです。Instagramのビジネスアカウントを発行後にビジネスマネージャーに紐づけます。ドメイン認証させて、カタログと呼ばれる商品データをコマースマネージャーにアップロードします。詳細についてはこちらのリンクを参考にしてください。

商品を紹介しているコンテンツ全てに商品タグをつけることで、導線を強化できます。コレクション機能やまとめ機能を駆使して、複数商品の中からおすすめを発見しやすくすることもできます。ライブ配信で商品を紹介した結果、購入数が増えた事例もあります。ライブ配信後には紹介した商品をまとめて見やすくして導線を強化することもできます。

複合的なデータ活用によりプライバシーに配慮した広告最適化が可能

大半の広告主様が購入層・比較検討層に効果的にアプローチできるようにMeta広告を最適化しています。ただし、Cookieの制限やプライバシー保護の観点からユーザーがInstagram外へのサイトに遷移した際にトラッキングできるシグナルは限られてきています。そこで参考としているのが、発見タブやフォロー、いいね!などInstagram内のデータです。将来的には様々なInstagram内でのデータを複合的に考慮して、ユーザーのプライバシーに配慮しながら、広告を最適化していく可能性があります。つまり、商品タグを設置すると考慮できるデータ量を増やすことにもつながります。

商品タグ付き広告も活用し売上増加を実現されたセレクトショップ事業の事例

ライブ配信や商品タグ付き広告を活用し、売上を拡大された LIFE TUNING DAYS ヨガ・ウェルネスのセレクトショップ事業の事例です。対商品タグ付き広告非接触群でのコンバージョンリフトを見ると、コンテンツビュー数が5.6倍、カートの追加数が3.6倍になりました。
ヨガ・ウェルネスのセレクトショップ「 LIFE TUNING DAYS」では、Instagram上での事前告知・ライブ配信・商品タグ付き広告を総合的に活用しました。ライブの事前告知では、インフルエンサーによる投稿と自社アカウントからの広告配信もされています。 LIFE TUNING DAYSの1周年を記念したライブが行われました。インフルエンサーをゲストに招いて、ヨガのレッスンやライブコマースを実施しています。合計視聴者数は7766人です。その後、コンバージョンリフト調査を行うと、各成果計測地点において有意なリフトが確認できました。

クリエイティブで気をつけるポイント

商材の画像や投稿から商品詳細ページまでの導線を工夫すると、コマースへの誘導率が上が
ります。具体的に言うと下記の3点がポイントになります。

  • 商品が埋もれない背景色と構成し、どこのブランドか分かりやすい内容にできているか?
  • 商品タグを商品ごとにつけ、それぞれの商品詳細ページへと誘導しているか?
  • 特集の様に製品特徴を多面的に載せられているか?
    例:使用感や着用後のサイズ感 ,色や味などのバリエーション

まとめ

本記事では「『欲しい』気持ちを購買につなげる、INSTAGRAMコマース入門編」についてご紹介いたしました。Instagramは発見型のコマースであり、様々な機能をアップデートしています。デジタル化・コマース化が進む中でビジネスにインパクトがある媒体です。利用条件や規約を確認し、是非ご活用いただけますと幸いです。

参考


dfplus.ioではデータフィード運用のご支援をしております。InstagramショッピングやFacebookダイナミック広告の実施、クリエイティブやカテゴリ改善に関わるデータフィードについてお困りの際は、ぜひ一度相談ください。

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