マーケターのためのフィード管理ツール「dfplus.io」において、データフィード利用状況調査 2024 年上期を実施しました。
2024 年上期をカバーする調査期間(2024 年 1 月~7 月)において、アクティブな dfplus.io ユーザーを対象にフィード利用状況について調査した結果、平均管理フィード数は EC 事業者では 3.3、人材は 5.7 で、80.2% の企業が複数媒体を活用していることがわかりました。
平均管理フィード数は EC 事業者では 3.3、人材では 5.7
2024 年 7 月時点で、データフィード管理ツールの導入企業が活用しているフィード数の平均は、EC 事業者では 3.3、人材系サービス事業者では 5.7 でした。 2 つ以上のデータフィードを活用している企業は 8 割を超えており、うち約 19.2% の企業では 6 つ以上を活用するなど、複数媒体の活用が定石になっていることがわかる結果となりました。
EC 事業者の 9 割が Google を活用。Facebook、Criteo も引き続き好調
EC 事業者では 88.8% が Google を活用していることがわかりました。次いで Facebook(47.1%)、Criteo(35.9%)も高い利用率を誇っており、これら 3 媒体が EC における鉄板の施策になっていると言えます。
また、LINE や Yahoo! もそれぞれ利用率 18.4%、11.2% と安定して利用されています。Yahoo! 広告では、今年 1 月に検索連動型ショッピング広告の配信が開始されており、活用企業が増えるか今後に注目です。
人材系サービス事業者では新媒体の jobda、RTB House の活用が進む
人材系サービス事業者では、前回調査で利用率 66.7% だったスタンバイが 71.6% にまで伸長。調査を開始した 2019 年から 5 年連続でトップだった indeed を抜き、最も活用されているという結果になりました。上位 3 媒体の顔ぶれは変わらず、indeed と求人ボックスも約 7 割の企業が活用しています。また、昨年リリースされた求人検索エンジン「jobda」の利用率は 21.6% で、主要 3 媒体に次ぐ媒体へと活用が進んでいることがわかりました。
ダイナミック広告では Criteo や Google が人気媒体となっており、Criteo については約 3 社に 1 社が活用しているという結果になりました。昨年と比較すると、RTB House の利用率が 1.6% → 5.7% と大きく伸びています。ダイナミック広告の主要 3 媒体(Google、Criteo、Facebook)を押さえた次の一手として、活用する企業が増えてきたと言えそうです。
ツール利用期間が 3 年を超える企業は平均 5 フィード以上を活用。主要な媒体からフィード運用をスタートし、徐々に横展開する傾向
企業あたりの平均管理フィード数は、ツール利用期間が長くなるほど増える傾向があります。
利用期間が 2 年未満の企業では平均約 2.8 フィード、3 年以上の企業では 5 フィードを上回っていることがわかりました。さらに、ツール利用期間が 5 年を超える企業は平均約 9 フィードを活用。
ECであれば、Google、Facebook、Criteo、人材であれば、Indeed、求人ボックス、スタンバイ、といった主要媒体からフィード運用をスタートし、その後ほかの広告媒体やサイト改善サービスまで展開していく傾向があります。
ツールを利用するサイトの約 4 割はアイテム数が 1,000 点 未満。一方 5,000 点を超えるサイトは 29.7% と、サイト規模に関わらずツール活用が進む
データフィードをツールで管理しているサイトのアイテム数を調査した結果、1,000 点未満の企業が 40.1% を占めていることがわかりました。一方、アイテム数が 5,000 点以上の企業は 29.7%、うち 16.9% にあたる企業ではアイテム数が 20,000 万点を上回っており、アイテム数にかかわらず、幅広い規模のサイトでデータフィード管理ツールが導入されていると言えます。
EC カート別では Shopify が 44.4% で最多
EC カート別では、Shopify の利用率が 44.4% で最も多いという結果になりました。dfplus.io のユーザー企業でも、カートシステムを自社開発や他サービスから Shopify にリプレイスするケースが増えています。
次ぐ futureshop、Makeshop、カラーミーショップも、それぞれ昨年から利用率が伸びていることがわかりました。
dfplus.io は、初心者でも安心して使える直感的な UI や、フィード最適化を後押しする多数のオリジナル機能を強みとするデータフィード管理ツールです。新媒体や新メニューへのスピーディな対応にもご好評いただいており、直近では求人検索エンジン「jobda」や Yahoo! 検索連動型ショッピング広告もリリース直後にご利用いただけるよう開発を行いました。ユーザーからの声をもとに年間 40 を超える機能開発を行っています。
ユーザーのサポートも充実しており、ツールの使い方だけでなく、データフィードのプロの視点から成果改善にフォーカスして伴走しますので、お気軽にご相談下さい。
今後も dfplus.io では「圧倒的に使いやすいデータフィード管理ツール」を目指し、利便性の向上に努め、ユーザーの集客・販促の成果最大化に貢献してまいります。
調査概要
調査対象:調査期間においてアクティブな dfplus.io アカウント
- 業種別割合)広告主 56.5%, 代理店 39.6%, その他 3.9%
- 広告主の業種別割合)EC 61.3%, 人材 26.0%, その他 12.7%
「EC カート連携機能」は、EC で利用可能なフィードフォーマットを利用しているアカウントを母数とした集計結果です。
調査期間:2024 年 1 月~7 月
ただし以下の調査では 2024 年 7 月時点のデータを対象としました。
- 「平均管理フィード数」
- 「利用期間と平均管理フィード数」
- 「ECカート連携機能 利用状況」
(参考)前回調査:データフィード利用状況調査 2023 年上期