越境ECの集客どうする?英語圏のGoogleショッピング広告に商品を掲載する方法

越境ECの集客どうする?英語圏Googleショッピング広告に商品を掲載する方法コラム
コラム

最近、越境ECのお問合せがぐっと増えている印象です。

越境ECと一言で言っても、ただサイトを翻訳しただけでは、海外のお客様に見つけてもらえるわけではありません。購入いただくためには、まず集客する必要があります。

そこで今回は、日本でもおなじみ「Googleショッピング広告」(とその無料枠である「無料リスティング」)について、英語圏でも掲載する方法をご紹介します。

なお、操作や画面はShopifyストアを前提にご説明しますが、Shopify以外のサイトでも基本的な流れは同じです。

Googleショッピング広告(無料リスティング)とは?についてはこちらもご参照ください。ECであれば必ず実施したい集客施策になりますので、まだの方はぜひご活用を。

英語圏のGoogleショッピング広告に掲載するには

英語圏のGoogleショッピング広告や無料リスティングに掲載するには、日本語の商品フィード(Googleに連携している商品データ)とは別に、英語圏用の商品フィードを用意する必要があります。韓国語、中国語、ベトナム語など、他の言語でも同じです。

ShopifyストアではGoogleに商品データを連携する際、Googleチャネルを使うことが多いかと思います。
しかし、Googleチャネルでは1言語分しか連携できません(※記事執筆時点)ので、日本語と英語(=2言語)や、3言語以上の言語数に対応したい場合は、dfplus.io のようなフィード管理ツールを使う必要があります。

本来であればここで、ツールを使わない方法もご案内したいのですが、商品フィードの管理は自動連携・自動更新がほぼ必須になりますので、スプレッドシート等での管理は難易度が高く、あまりおすすめできません。
もしスプレッドシートで管理される場合は、1日1回は更新し、在庫切れ商品が掲載されていないかや、エラーが出ていないかなど、成果にも注意いただければと思います。

では、ツールを使って2言語目の商品フィードを用意する手順を見ていきましょう。ツールのインストールはこちらからどうぞ!

GoogleやInstagramに連携した商品データを最適化し、成果向上を目指すためのデータフィード管理ツール | Shopify App Store
タイトルにブランド名や色情報を追加したり、画像を変更したり、GTINやポリシー違反に関するエラーを解決するなどの最適化を簡単に実施できます(※全てのエラーを解決を保証するものではありません)。連携先の媒体・SNSごとに個別のルールを設定することができ、一元管理できます。対応している連携先:Go...

1. 「タイトル」「説明文」など商品情報の翻訳データを用意する

英語圏の検索クエリに合致し、英語圏の方が見てわかりやすいよう、翻訳データを用意します。
Shopifyであれば、翻訳アプリを使うのが早いのではないでしょうか。

Shopify Translate & Adapt: Ecommerce Translation App | Shopify App Store
Automatic English to Spanish translation, French translation, and more. Translate your ecommerce store content for each of your international markets.

フィード管理ツールとしてdfplus.ioを使う場合は、翻訳結果を商品メタフィールドに入れていただければ、そのままフィード項目として設定することができます。

色やサイズなどのバリエーションがある商品に関しては、必要に応じて翻訳したバリエーション情報もご用意ください。(色名「ピンク」→「pink」など)dfplus.ioの場合は、対応表を使ってまとめて置換することができます。

カテゴリ情報が日本語で入っている場合、そのままで大丈夫なのでしょうか。Google公式ヘルプに記載がなく、はっきりしないのですが、日本語文字列ではうまくいかない可能性があります。Google Product Categoryは数字項番を使い、Product Typeについても翻訳データを用意するのが無難ではないかと思います。

2. 英語商品URLを用意する

すべての商品に対して、英語版の商品URLを用意します。

Shopifyの場合、基本的にはプライマリードメインの後に たとえば英語版なら /en がつきますので、日本語版の商品URLに対して、/en をつければ良いことになります。
データフィード管理ツールがあれば、このあたりは大体自動化できますので、サクサクいきましょう!

参考情報

ローカライゼーションと翻訳
国外のお客様向けにオンラインストアをローカライズして翻訳します。

3. 税金・価格を設定する

少し大変ですが、税金に関しては、販売先の国での扱いを確認する必要があります。

越境ECで海外に荷物を発送する際、多く使われているのがDDU (Delivered Duty Unpaid / 仕向地持ち込み渡し・関税抜き条件) です。価格に、商品代と通関料を含む輸送の全額は含まれていますが、お客様側での税金は含まれていません。税金は、お客様が商品を受け取る際に払っていただきます。

越境ECにおける「税金の扱い」について

また、DDP (Delivery Duty Paid / 関税込み持ち込み渡し) という条件もあります。これは、価格に商品代と通関料を含む輸送の全額に加えて、税金も含まれているものです。

越境ECにおける「税金の扱い」について

たとえばアメリカ向けのフィードでDDPにする場合は、税率ゼロとして tax項目を US::0:NO のように設定します。

関税分を価格に含める場合は同時に、利益が損なわれないように価格を高く設定するか、について検討の余地があるかと思います。
ただし、通貨変換については、Google側で自動的に計算してくれますので、日々変動する相場に併せて通貨を変換するといった処理は設定不要です。

参考:
https://goriderep.com/blogs/news/us-salestax
https://support.google.com/merchants/answer/7055540?hl=ja

4. Google Merchant Centerで「販売先の国」を指定してフィードを追加する

Google Merchant Centerで「販売先の国」を指定してフィードを追加する
Google Merchant Centerで「販売先の国」を指定してフィードを追加する
複数の対象国で商品を表示する - Google Merchant Center ヘルプ
商品は複数の国と言語で表示できます。 オファーをアップロードした後、同じフィード内で任意の国の組み合わせをターゲットに設定できます。

フィードをアップロードするとGoogleによって審査が行われます。

5. 広告・無料リスティングの設定を行い、実際に配信されたことを確認する

実際に広告や無料リスティングでの表示を確認してみましょう!商品名や品番で検索すると見つかりやすいかと思います。

まとめ

越境ECの集客について、英語圏でのGoogleショッピング広告のための商品フィード設定について要点をお伝えしました。このほかの広告媒体やSNSに関しても今後ご紹介できればと思います!

もし、実際に設定を進める中で戸惑われる場合は、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

お問い合わせフォーム|dfplus.io データフィード統合管理プラットフォーム
セルフサーブ型のデータフィード統合管理プラットフォーム「dfplus.io」のお問合せフォームです。サービスについてのご質問、ご相談がございましたら、お気軽にお問合せください。

データフィード管理ツール「dfplus.io」のShopifyアプリインストールはこちらからどうぞ!

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