ECカートシステム「MakeShop」には、Instagramショッピング、Logicad、Criteo、LINEショッピングなどの商品データ連携機能があります。dfplus.ioも同様に媒体の仕様に沿った商品データを作成し、連携できます。
MakeShopをご利用の方から以下のようなご質問・ご相談いただくことがあります。
- 「MakeShopの機能ででGoogleに新規連携できない」
- 「手動で1商品ずつフィード改善が必要で大変」
- 「MakeShopのフィード連携機能とdfplus.ioの違いは?」
そこで今回は、MakeShopの商品データ連携機能とdfplus.ioの特徴や具体的な活用例をご紹介します。両者は似ているようで目的は異なります。それぞれ、どんな方にぴったりなのか解説いたします!
※本記事は、2022年9月時点でのMakeShopの公式サイト、及びdfplus.ioの情報を元に作成されています。
MakeShopの商品データ連携機能とdfplus.ioの違いをまとめた表です。

MakeShopのフィード連携機能とは?
MakeShopのフィード連携機能とは、媒体に商品フィードを連携できる機能です。MakeShopに登録した商品データを元に商品フィードを作成します。
MakeShopの管理画面より、連携オプションにお申込みいただくと利用できます。
初期設定にかかる工数を抑え、まずはデータフィード広告を始めたい方におすすめです
MakeShopのフィード連携機能はデータフィード広告を配信開始することを目的としています。
特徴は大きく分けて3つあります。
- 主要な広告媒体に対応(Google、Criteo、Faceboo、LINE、Yahoo!)
- 一部無料、有料の場合は販売手数料の数%~10%程度
- フィード調整は基本的に不可
したがって、以下のような目的でMakeShopのフィード連携機能を使われる方が多いです。
- 短期的な検証目的として1媒体だけ商品データ連携を試してみたい
- 今月分の広告宣伝予算が余っており、予算を消化したい
- 商品点数が少ない(目安は30点未満)
ダイナミック広告、Amazon等外部メディア、SNSに連携しています
現在、以下の媒体に連携しています。
- ダイナミック広告:Logicad、Criteo
- ショッピング系外部サイト:Amazon、LINEショッピング、Yahoo!ショッピング、価格コム等
- SNS:Instagramショッピング
- 検索連動型:Googleショッピング広告、リスティング広告
※2022年8月時点でGoogleショッピング広告の新規連携はできません。
以前より、配信されていた方は引き続き利用できます。
なお、外部メディアに掲載する際、Amazon以外は販売手数料が発生します。サイトによって手数料が異なりますので費用対効果も鑑みて選択されると良いかと思います。

参考リンク:MakeShopの集客
参考リンク:Instagram販売の設定
参考リンク:Google商品リスト広告の設定
参考リンク:提携サイト一覧
商品フィードは基本的に最適化できません
MakeShopに登録した商品データが自動的に各媒体に連携されます。原則として、MakeShopに登録した商品情報がそのまま広告配信などに使われます。商品フィードを更新、最適化するには管理画面より商品1点ごとに手動で調整する必要があります。
「まずはデータフィード広告を配信開始したい」のであれば、MakeShopのフィード連携機能で十分です。しかし、中長期的には下記のような課題に直面する可能性もあります。
- 広告効果を高めるために商品タイトルを改善したいが工数がかかる
- 商品情報が足りずエラーが発生して新商品が配信できない
- ポイントやレビュー情報をバッチとして活用したいが設定方法が分からない
各媒体毎の仕様に沿った商品フィードの最適化はできません
複数の媒体に連携される場合、同じ商品データを用いて各媒体に商品フィードが連携されます。基本的には媒体毎に仕様が違うため、各媒体の仕様に沿った商品フィードの最適化は行えません。また、複数のフィードを一元管理できる機能やUIはありません。
もしも、MakeShopのフィード連携機能を用いて複数媒体を運用される場合は、最も優先したい媒体を決めて、その媒体の効果を最大化するように商品情報を登録するとよいかもしれません。
ダイナミック広告のクリック単価を自動調整可能です
ダイナミック広告のCriteoとLogicadはクリック単価が自動で最適化されます。広告効果が最大になるよう、クリック単価は40~60円の間で自動的に変動します。ショップ側で設定する必要はありません。掲載媒体から再訪問にいたった場合、クリック数に応じて手数料が発生します。
参考リンク:リターゲティング広告(アイポリック)
データフィード管理ツール「dfplus.io」とは?
dfplus.ioは担当者が自らデータフィードを管理、運用するためのツールです。商品フィードを各媒体に連携することは勿論のこと、「成果を出すためのデータフィードを作成・運用」できます。
また、MakeShopの「dfplus.io連携オプション」を利用することで、MakeShopから商品データを自動的にdfplus.ioに取り込み、それを元にデータフィードの作成・最適化が可能です。
参考リンク:MakeShopとの商品データ連携について
広告効果の改善、伸長に向けてデータフィードの最適化を検討されている方におすすめです
dfplus.ioは柔軟なルール設定を用いて簡単にデータフィードを最適化できるので、成果改善に取り組みたい場合に有効です。以下のような特徴があります。
- データフィードを手元ですぐにカスタマイズできる
- 商品情報を元に、文言変更や四則演算、足りない情報の補完などが可能
- 様々な媒体に連携できる
- 複数サイト、複数媒体を統合管理できる
したがって、このような状況の方にはおすすめです
- 複数の媒体を活用して広告経由の売上を伸ばしていきたい
- データフィードを最適化して競合やモールよりも上位表示させたい
- 担当者の手元でフィードを改善できる環境にして積極的にPDCAを回したい
- 複数のサイトを管理している(複数ブランドを持っている場合や、広告代理店様など)
直近、MakeShopの商品フィード連携機能を用いたGoogleへの商品データ連携は新規でできないかと思います。Googleショッピング広告やGoogle動的リマーケティング広告の配信開始を検討されている方にもおすすめです。
様々な広告媒体やSNSに連携できます
2022年9月時点では以下のような媒体に対応しています

Google、Criteo、Facebookといった主要なデータフィード広告やInstagramなどのSNSに対応しています。最近ですとPinterestやTikTokもホットな媒体かと思います。また、カスタムデータフィード機能を用いて自由にフォーマットを作成できるので、標準対応していない媒体にも連携できる可能性もあります。
dfplus.ioのご利用料金|月額3万円からご利用いただけます
dfplus.ioの料金体系は以下のようになっています。3万円 / 月(税抜き)からご利用いただけます。初期費用は発生しません。

詳細な料金体系についてはこちらのリンクをご参照ください。
ルールベースでデータフィードを最適化して柔軟にカスタマイズできます
dfplus.ioでは以下のように自由なカスタマイズを効率的に実装できます。
- タイトルの先頭に「公式」といったキーワードを付与してモールと差別化する
- パンくずリストをGoogle商品カテゴリに置換して媒体の機械学習を促進させる
- 媒体が禁止している文字列を削除して仕様に沿ったデータフィードを作成する
- Criteoのバッジ機能を活用して広告クリエイティブを視覚的に分かりやすくする

直感的なインターフェースのため、データフィード初心者の方でも安心してお使いいただけます。また、GoogleやFacebookではスコア・アドバイス機能も実装しており、現在のデータフィード設定を5段階で評価して、どの程度最適化できているか確認できます。dfplus.ioにて最適化できそうなポイントもサジェストされますので、商品タイトルやカテゴリ設定など、どのポイント最適化していけば良いのかわかります。
複数サイト、複数媒体のデータフィードを統合管理できます
dfplus.ioの管理画面にて複数のフィードを一括で管理できます。また、複数サイトの管理にも適しており、複数のブランドを運営されている広告主様や、複数のクライアント様を支援されている代理店様も効率的にデータフィードを運用できるかと思います。「ユーザー招待」にて複数人で同じ管理画面を見ることもできますので、簡単に情報や知見を共有できます。

また、「データフィードのコピー」機能もあり、FacebookカタログをコピーしてCriteoフィードを作ることもできます。1媒体のデータフィードを作ると、他媒体のフィードを効率的に作成できます。シーズナリティに合わせて他媒体も活用したり、予算増額に合わせてスピーディーに他媒体に展開することも可能です。
参考事例
FutureshopやShopifyをご利用されているdfplus.ioユーザー様の事例をご紹介します。MakeShopを利用されていたお客様ではありませんが、カートASPのフィード連携機能からdfplus.ioへ切り替えていただいた事例もご紹介するので参考になるのではないかと思います。各社様がどういった背景で、カートASPのフィード連携機能からdfplus.ioへ切り替えられたのか、ご検討される上でご参考になれば幸いです。
広告代理店(ブランディングテクノロジー様)の事例
Googleショッピング広告の商品タイトルやカテゴリなど、能動的な改善によってCV倍増・CPA半減など成果を大幅に改善しました。

アパレルブランド(セレクト様)の事例
目視・手作業から、工数削減のためにdfplus.ioへ移行。その後futureshopでは対応していないYDN 動的ディスプレイ広告や、LINE Dynamic Adsなどの新しい媒体への挑戦もできるようになりました。

書籍のECサイト(東洋館出版社様)の事例
Googleショッピング広告の強みを活かすためにフィードの改善が必要だと考えていました。Googleショッピング広告を始めたことで、ECサイト上の全ての商品が広告の対象になり、Google広告のCPAが約1/10に削減しました。

おわりに
本日はMakeShopのフィード連携機能と、データフィードツールdfplus.ioについて紹介しました。「自社はどっちが合っているかわからない」「dfplus.ioとMakeShopの連携をサポートしてほしい」という方は、以下のフォームよりぜひ一度お気軽にご相談ください。ご状況をお伺いした上で、最適な方法をご一緒に検討できればと思います。

おまけ|MakeShopの商品データをdfplus.ioに自動的に取り込めます
下記、参考までにMakeShopとdfplus.ioの連携方法を記載します。
①商品データ連携の認証コード利用申請を行う
ご利用中のMakeShopアカウントにて他システムとの商品データ連携を行ったことが無い場合、事前に「商品データ連携の認証コード利用申請」を行う必要があります。
以下の申請フォームから必要事項を記入の上申請してください。
【dfplus.io】MakeShop 商品データ連携の認証コード 利用申請フォーム
②取込設定でMakeShopを選択します
取込設定ページで「MakeShop」を選択してください。

③必須事項を入力する
「商品データ連携の認証コード」を入力してください。
MakeShopの管理画面の「 商品データ連携 > 認証コード」からコピーできます。


④MakeShopと連携して取込開始
必要事項を入力したら、「ショップと連携して取込」ボタンを選択してください。
連携が成功すると、マスターデータページに戻り商品情報の取込が開始されます。