2010年に日本でのサービスが始まって以来、EC事業者からの人気が高まっているGoogleショッピング広告。
ショッピング広告を運用している方は、下記のような悩みをお持ちではないでしょうか?
- 配信しているGoogleショッピング広告の効果を改善したい
- 運用金額を上げずに数値改善したい
- 自社運用しているがノウハウがなく、改善方法を知りたい
本記事では、“ショッピング広告の改善策がわからない”という方のために、Googleショッピング広告成功のポイントを解説しています。運用効果を上げたいWeb担当者の方はぜひ参考にしてください。
Googleショッピング広告の特徴
Googleショッピング広告は以下の画像に代表されるタイプの広告で、ユーザーの検索ワードに連動して、商品画像がテキストと一緒に表示される「検索連動型」の広告です。
検索画面の中で大きく表示され、インパクトがあるためユーザーからクリックされやすく、EC事業者から人気があります。
Googleショッピング広告がEC事業者から選ばれる理由は下記です。
- 検索ワードに連動して表示されるので新規獲得が狙える(商品1つ1つが広告になるので、カバー範囲が広い)
- 興味を引く広告表示でクリック率が高い(最上段のインパクトある表示で、「検索」に対して目立つ位置でアプローチできる)
- キーワード不要のため、ロングテールに強い
特にクリック率については、テキスト広告比でクリック率が2倍の事例もあります(弊社事例より)。
Googleショッピング広告掲載の流れ
ショッピング広告を出稿する際に必要なものは大きく3つです。
- Googleマーチャントセンターのアカウント
- 広告の管理を行うAdWordsアカウント
- マーチャントセンターにアップロードする商品データ
以下の図からわかるように、商品情報の管理はGoogleマーチャントセンター、広告キャンペーンの管理はAdWordsという役割分担があり、2つのアカウントが必要になります。
広告主は、自社で取り扱っている商品のタイトルや価格、画像、カテゴリーなどのリストデータを、Googleマーチャントセンターに商品データとして送る必要があります。「データフィード」とは、このリストデータをショッピング広告の形式に変換して配信する仕組み自体のことです。
ショッピング広告の広告出稿〜運用改善までについては、以下の記事もご参照ください。
Googleショッピング広告成功のポイント
インプレッション×CTR×CVR
ショッピング広告で成果を上げるためには、視認・広告クリック・購入のそれぞれの段階のユーザーアクションに当てはまる、インプレッション・CTR・CVRの数値を向上させることが大事です。
インプレッションを高めるためには検索語句とフィード情報のマッチングが重要なため、データフィードは可能な限り多くの項目を商品情報として埋めた方がいいと考えるべきです。
CTRを高めるためには、ユーザーを惹きつけるために、タイトル・画像を最適化しましょう。
効果アップの両輪:データフィードと広告キャンペーンの運用
インプレッション・CTR・CVRの中でも特にインプレッション・CTRを向上させ、ショッピング広告の広告効果を引き出すためには、大きく分けて2つの運用が重要になります。
データフィードの運用と広告キャンペーンの運用です。
広告キャンペーンの運用ばかりが優先されがちですが、データフィードの質を高めることもショッピング広告の効果改善のために必要です。
ショッピング広告のクリエイティブには商品データ内の情報が反映されるので、データフィードを調整し、最新の商品データを定期的にアップロードすることで、在庫切れしている商品広告の表示を防ぐといったことが可能になります。そのような意味でデータフィードが重要です。このことから、データフィードはショッピング広告をチューニングする際のハンドルのような役割を担うといえます。
そして当然ながら、入札の強化・抑制をすることによって広告キャンペーンをしっかり運用し、ショッピング広告の“適切なアクセル”を踏むことも広告成果に直結します。
まとめると、データフィード運用はGoogleショッピング広告の操作ハンドル、広告キャンペーン運用はアクセルのような役割で、それらの片方だけでは十分なパフォーマンスを引き出すことができません。
さいごに 〜Googleショッピング広告の改善策と事例〜
Googleショッピング広告の成功のポイントをご紹介しました。商品データを多く抱えている企業様であれば、ショッピング広告をとりあえず試してみる!という形でも損はないかと思います。
Googleショッピング広告の改善策と事例、特にCTRを上げる方法をより詳しく解説した資料を公開しています。ぜひご覧ください。

(執筆:森)