カスタムラベルを活用して Meta Advantage+ カタログ広告(旧:Facebook ダイナミック広告)の運用を最適化する方法

カスタムラベルを活用して Meta Advantage+ カタログ広告(旧:Facebook ダイナミック広告)の運用を最適化する方法コラム
コラム

Meta Advantage+ カタログ広告(旧:Facebook ダイナミック広告)では、商品セットを活用することで入札や予算、クリエイティブなどを細かく設定することができます。

商品セットは、データフィードの項目でフィルターをかけて作成します。しかし、使用できる項目が限られているため、自社に最適な商品セットが作れないケースがあります。

そこで活用したいのがカスタムラベル(custom_label)です。カスタムラベルの値は自由に設定ができ、活用することで、広告運用の最適化が可能です。

本記事ではカスタムラベルの概要を解説し、具体的な活用事例をご紹介します。

Google ショッピング広告におけるカスタムラベルの活用方法を知りたい方は、以下のブログをご覧ください。

Meta コマースマネージャーで商品セットを作成する方法

Meta コマースマネージャーで商品セットを作成する方法は、以下の 2 つがあります。

  • 手動で商品を選択する
  • フィルターを使用する

商品点数が多い場合は、フィルターを使用するのがオススメです。

カスタムラベルを活用して Meta Advantage+ カタログ広告(旧:Facebook ダイナミック広告)の運用を最適化する方法
フィルターを使用した商品セット作成のイメージ

以下のデータフィード項目をフィルターとして使用できます。

  • アイテムグループID
  • 商品
  • タイトル
  • 商品タイプ
  • Google商品カテゴリ
  • 在庫状況
  • ブランド
  • 価格
  • 状態
  • セール価格
  • 年齢層
  • 性別
  • サイズ
  • パターン
  • 素材
  • Custom Label 0~4
  • Custom Number 0~4

※2024 年 6 月 6 日時点の Meta コマースマネージャの管理画面より
※参考:コマースマネージャでカタログの商品セットを作成および編集する方法|Metaビジネスヘルプセンター
※参考:カタログの商品セットを作成し、管理するためのアドバイス|Metaビジネスヘルプセンター

カスタムラベル(custom_label)とは?

ユーザーが独自の値を設定できるデータフィードの項目です。最大 5 つまで利用することができ、商品セットを作成する場合のフィルター条件や、広告見出し・説明文のカスタマイズに使えます。

※参考:コマースマネージャのカタログのデータフィードのフィールドと仕様|Metaビジネスヘルプセンター

カスタムラベルの活用例

アップセルとクロスセル

特定の商品を購入したオーディエンスに対して、別の商品セットを訴求することが出来ます。

例)

  • ブランド A の服を購入した人に、同じブランドの靴を訴求する
  • ランニングシューズを購入した人に、ランニングウェアやスマートウォッチを訴求する
  • ノート PC を購入した人に、ディスプレイやヘッドセットなどの周辺機器を訴求する

カスタムラベルで広告オーバーレイを最大限に活用する

Meta Advantage+ カタログ広告では、クリエイティブツールを使用して、画像に以下の情報をオーバーレイで追加することができます。

  • 価格
  • 取り消し線付きの価格
  • 割引率
  • 配送無料

※参考:クリエイティブツールを使ってAdvantage+ カタログ広告のクリエイティブをカスタマイズする|Metaビジネスヘルプセンター

カスタムラベルを活用して Meta Advantage+ カタログ広告(旧:Facebook ダイナミック広告)の運用を最適化する方法
例:画像の左上に価格をオーバーレイで表示

カスタムラベルは商品ごとにオーバーレイの種類を変えたいときに役立ちます。

たとえば、「配送無料」と「割引率」のオーバーレイを商品によって出し分けたいとします。

配送無料のオーバーレイを表示するには、データフィード項目の「配送(shipping)」の「配送料金」を「0.0」に設定します。しかし、配送(shipping)は商品セットのフィルターに使用できないため、配送無料以外の商品に他の情報をオーバーレイで表示することができません。

そこで、カスタムラベルに「配送無料」「セール商品」という値を入れておき、それぞれの値ごとに商品セットを作成することで、画像のオーバーレイを「配送無料」「割引率」と出し分けて、CTR を高めることができます。

カスタムラベルで広告の見出しや説明文をカスタマイズする

Meta Advantage+ カタログ広告では、データフィードの項目を利用して、広告の見出しや説明文をカスタマイズすることができます。

利用できるデータフィード項目は下記の通りです。

  • 名前
  • ブランド
  • 販売店ID
  • 詳細
  • 簡単な説明
  • 価格
  • 現在の価格
  • 単価
  • カスタムラベル0~4
  • URL

※参考:Meta Advantage+ カタログ広告のクリエイティブのオプションを調整する|Metaヘルプセンター

カスタムラベルを活用して Meta Advantage+ カタログ広告(旧:Facebook ダイナミック広告)の運用を最適化する方法
見出しや説明文をカスタマイズするイメージ

たとえば、セール商品だけ説明文を「今だけ:〇〇円」といった CTR を高める表現にすることができます。カスタムラベルを利用してセール商品の商品セットを作成し、クリエイティブのオプションを設定します。

様々なクリエイティブの改善方法を知りたい方は、以下のブログを参考にして下さい。

カスタムラベルを活用して適切な入札額と予算を設定する

Meta Advantage+ カタログ広告では、商品セットごとに入札額や予算を設定することができます。カスタムラベルを利用して、商品セットを細かく分けることで、広告予算を効果的に振り分けることが可能です。

たとえば、カスタムラベルに LTV(Life Time Value)の値を入れておけば、購入すると LTV が高くなる商品は入札を強化し、予算を増やすことができます。

また、季節商品を扱っている場合はカスタムラベルに「春・夏・秋・冬」と入れておくことで、季節に合わせて広告を ON/OFF したり、ハイシーズンは入札を強化したりすることが可能となります。

最後に

いかがでしたでしょうか?カスタムラベルを活用することで、Meta Advantage+ カタログ広告の運用を最適化することができます。扱っている商材によって、さまざまな活用方法が考えられるため、ぜひ色々とチャレンジしてみてください。

カスタムラベルの活用には、データフィードを柔軟に操作できるデータフィード管理ツールの利用がオススメです。「dfplus.io」を使うと、さまざまなルールを設定してカスタムラベルの設定が可能です。

3 週間の無料トライアルを実施しているので、カスタムラベルの運用に取り組みたい方は、お気軽にお問い合わせください。

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