Google ショッピング広告の成果をあげるために、データフィードの改善でまず取り組みたいのがタイトル(title)です。
「タイトルにはユーザーの知りたい情報を含める」のが基本的な考え方ですが、自社に最適なキーワードがわからない方も多いのではないでしょうか?そこで本記事では、無料ツールを活用して、あらゆるカテゴリ・商材で使える「タイトルに入れるキーワードの調べ方」をご紹介します。
※タイトル改善の基本的な考え方と具体例は以下のブログをご覧ください。
Google Search Console の検索結果を確認する
Google Search Console は、サイトが Google 検索結果に表示される順位、回数、クリック数、検索クエリなどを調べることができる無料のツールです。
(参考:Search Console の概要|Search Console ヘルプ)
【使い方】
Google Search Console のトップページから、左メニューにある「検索結果」を選択してみましょう。クエリのタブで、検索キーワードごとに自社サイトの表示回数・クリック数を確認することができます。
特定の商品ページのクエリに絞ることも可能です。その場合は、「+新規」をクリックし「ページ」を選択します。URL の入力画面がポップアップで表示されるので、調べたいページの URL を入力しましょう。
Google 広告のキーワード プランナーで自社や競合のサイトを調べる
キーワード プランナーは、指定したウェブサイトに関連するキーワードや検索ボリュームを確認することができる Google 広告の無料ツールです。自社や競合のサイトに関連する新しいキーワードを見つけることができます。
(参考:キーワード プランナーを使う|Google 広告ヘルプ)
【使い方】
Google 広告にログインし、左メニューから「ツール → プランニング → キーワード プランナー」を選んだら、「新しいキーワードを見つける」をクリックします。
新しいキーワードは、「キーワード」もしくは「ウェブサイト」を指定して探すことができます。
「キーワード」から見つける場合は、「キーワードから開始」のタブでキーワードを入力し、「結果を表示」をクリックします。キーワードは最大 10 個まで同時に指定することが可能です。
「ウェブサイト」から見つける場合は、「ウェブサイトから開始」のタブで URL を入力し、「結果を表示」をクリックします。デフォルトでは入力した URL のサイト全体が対象となりますが、ラジオボタンを「このページのみ使用」にすると、入力した URL のページのみを対象にすることが可能です。
以下が表示結果の例です。入力したキーワードまたはサイトに関連するキーワードが表示されます。検索ボリュームが多いキーワードで、商品タイトルに入れられそうなものがないか確認してみましょう。
Google Merchant Center でベストセラー レポートを確認する
ベストセラー レポートは、Google ショッピング広告と無料リスティングで人気の高いブランドと商品を確認できるほか、それらの商品名や価格などの情報も見ることができます。
(参考:ベストセラー レポートについて|Google Merchant Center ヘルプ)
【使い方】
Google Merchant Center にログイン後、左メニューの「成長」から「ベストセラー」を選択すると、人気の高い商品の情報が表示されます。検索結果の上位に表示されている商品のタイトルを参考に、自社のタイトルを改善するヒントが得られます。
※検索結果の表示には入札金額など複数の項目が影響するため、上位に表示されている商品のタイトルが最適とは限りません。
結果が表示された上部のフィルタ部分で、任意のカテゴリに絞ることも可能です。
フィルタ部分の空白をクリックすると、タイトル・ブランドなどの絞り込み条件を追加することができます。フィルタを活用して、自社に近い商品のタイトルを研究してみましょう。
Google トレンドをみる
Google トレンドはユーザーが何を検索しているのか、ほぼリアルタイムで確認できる無料のツールです。過去の検索トレンドを 2004 年まで遡って調べることができます。
(参考:変化の激しい環境においてマーケターに役立つ Google トレンド|Google 広告ヘルプ)
たとえば、ギフト商材を扱っていてタイトルに「父の日」「母の日」を入れることを検討しているとします。Google トレンドで 1 年前の 4~6 月の検索トレンドを調べることで、ユーザーがいつ頃からギフトを探し始めているかを知ることができます。
「母の日」は 4 月から徐々に検索が増えているため、同じタイミングでタイトルに「母の日 ギフト」のようなキーワードを入れておくと良いでしょう。父の日は母の日が終わると同時に検索されているようなので、このタイミングで「母の日」のキーワードは削除して「父の日」のキーワードを入れておくようにしましょう。
検索トレンドは「Google ショッピング」の結果に絞り込むことも可能です。結果のグラフが表示されている上部のプルダウンで切り替えることが出来ます。
その他の使い方として、タイトルにブランド名を含める際に、「英語のみ」・「日本語のみ」・「英語と日本語の併記」の 3 パターンのいずれかで迷う場合にも Google トレンドは役に立ちます。
「シャネル」と「CHANEL」のケースで調べてみると、以前は「シャネル」で検索されることが多いですが、2021 年以降は「CHANEL」の検索数が上回っています。この場合は、どちらも検索ボリュームがあるので、タイトルには「CHANEL(シャネル)」のように英語と日本語を併記しておくと、どちらで検索するユーザーにも商品を見つけてもらいやすくなります。
Google で実際に検索してみる
ここまで様々なツールをご紹介してきましたが、最後は実際に Google で検索をしてみるのがオススメです。新しく発見したキーワードで検索をしてみて、どのような商品が上位に表示されているか確認してみましょう。
検索窓の下に関連キーワードが表示されることがあり、こちらの情報も参考になります。
さらに「ショッピング」タブに移動すると左側に絞り込みのメニューが表示されます。ユーザーが商品を検索する際に重要視する項目なので、こちらもタイトルに含める要素の参考にしましょう。
また、検索結果から新たに競合となるサイトが見つかることもあります。その時は、再度キーワード プランナーで調査をしてみると、さらに新しいキーワードが見つかる可能性があります。
まずは Google Search Console とキーワード プランナーから始めるのがオススメ
いくつかツールをご紹介しましたが、いきなり全部を使うのが難しい方は、Google Search Console とキーワード プランナーから始めるのがオススメです。以下のステップで取り組んでみましょう。
- Google Search Console で自社サイトに流入しやすいキーワードを把握
- キーワード プランナーで競合サイトの状況を分析
- Google 検索で上位表示されているタイトルを確認
まとめ
無料ツールを活用すれば、タイトル改善のヒントになる情報を多く得ることができます。これらのツールを活用して、ぜひタイトル改善に取り組んでみてください。
もし、細かなタイトル改善をする場合には、データフィード管理ツールの利用がオススメです。「dfplus.io」なら、ルール機能で簡単かつ柔軟にタイトル改善を行うことができます。3 週間の無料トライアルがあるので、気になった方はお気軽にお問い合わせください。