Facebook業界別ダイナミック広告(旅行・小売・不動産)の特徴と事例!

コラム
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今では多くの業界で取り組まれるようになったFacebookダイナミック広告。最近は、旅行・小売・不動産の各業界向けに特化したダイナミック広告も登場しました。その3種類のダイナミック広告の特徴や事例をご紹介します。

Facebookダイナミック広告はなぜすごい?

効果が高いと言われるFacebookのダイナミック広告ですが、そもそもなぜそこまで注目されているのでしょうか?

Facebookのダイナミック広告とは、日本では2015年にローンチした、動的リターゲティング広告を配信できるFacebookの広告メニューです。Facebookのダイナミック広告は、他の広告フォーマットと比較し、CPA・CVR・CTRが高いため、注目を集めています。

その特徴は、“人ベース”の高精度なターゲティングとレコメンドアルゴリズムを活かして、一人ひとりに合った関連性の高い関連商品を自動的に抽出し、動的に生成した広告を、「関連性」の高いユーザーに配信することです。

近年は、一般的なダイナミック広告に加え、業界に特化したダイナミック広告が用意されています。

各業界別のダイナミック広告

通常のダイナミック広告と業界別のダイナミック広告では、データフィードの登録情報が異なります。業界別のダイナミック広告では、それぞれの業界に最適化した項目が用意されていて、その業界特有のデータフィードを活用することでユーザーとの関連性を高め、より適切な広告を配信することができます。

各業界別のダイナミック広告の特徴は、以下の表をご覧ください。

facebook businessfacebook for developersなどを参考に作成)

旅行業界向けFacebookダイナミック広告(Facebook Dynamic for Travel)

特徴

旅行業界向けダイナミック広告が一般的なFacebookダイナミック広告と大きく異なる点は、特定の予約範囲・旅行日・旅行期間でのターゲット層の設定や旅行日が過ぎた人や予約が完了している人を除外するといったターゲティングが可能なことです。

旅行業界向けダイナミック広告には、「ホテル」「目的地」「航空券」の3種類があります。それぞれの特徴は以下です。

  • ホテル広告:ホテルの在庫を施設や客室の単位で宣伝ができる
  • 目的地広告:都市や観光スポットの宣伝ができる
  • 航空券広告:フライトの在庫を航空路線やスケジュールで宣伝ができる

例えば、ホテル広告を利用すると、ターゲットが行きたいと思っているエリアや時期のホテルの空室状況や料金設定を掲載した広告を自動配信したり、すでに予約済の人に対してアップグレードプランやオプションツアーを宣伝するといったことができます。

事例

日本の旅行業界向けFacebookダイナミック広告の活用事例はまだまだ少ないですが、海外では活用する企業が増えています。

世界各国にホテルを展開するインターコンチネンタルは、旅行業界向けFacebookダイナミック広告を活用することによって、代理店を経由しない自社サイトからの直接予約を促すことをゴールとし、予約1件あたりにかかるコストを20%削減したといいます。

インターコンチネンタルは、位置情報やホテルの星の数をもとに、ターゲットが好みそうな複数のホテルを、ダイナミック広告のカルーセルの画像広告形式を用いて、特定の日の価格とともにターゲットに提案しました。

ターゲティングのルールも、ターゲットの位置情報やホテルのグレード、検索結果にもとづいて改善していき、最終的に通常のダイナミック広告よりも精度の高いターゲティングを行うことに成功しました。

(インターコンチネンタルが掲載した旅行業界向けダイナミック広告の例、Facebookより)

小売業界向けFacebookダイナミック広告(Facebook Dynamic for Retail)

特徴

小売業界向けダイナミック広告を活用すると、広告を見た人に最も近いリアル店舗で利用可能な、各店舗にカスタマイズされた製品情報を動的に表示することができます。

従来のダイナミック広告では特にECにおいて、オンラインでの購入促進を目的とした広告が一般的でした。しかしこの小売業界向けダイナミック広告の特徴は、価格や各オフライン店舗の在庫情報など、各実店舗にカスタマイズしたキャンペーンを行うことによって、ダイナミックの効果を実店舗での売上に反映できることです。

Facebookより)

「来店数を増やす」広告目的との統合

実店舗を持つ事業主は、小売業界向けダイナミック広告に店舗に顧客を呼び込む広告目的である「来店数を増やす」を統合すると、広告を見た人がすぐに行動を起こすように促すことができます。

広告主は「来店数を増やす」を活用すると、来店する可能性のある人々にリーチしやすくなり、来店数あたりのコストを下げることができます。たとえば、Facebookによると、アメリカのスーパーAlbertsonsは、来店する可能性の高いユーザーにリーチすることによって、来店数当たりのコストを最大40%削減したという結果が出ました。

広告のカルーセルに店舗位置表示カードを追加することによって、ユーザーから最寄りの店舗の位置とそこへの道順を広告内で示し、タップ1回で最寄り店の連絡先や営業時間をユーザーに知らせることもできます。

このことにより、ユーザーがニュースフィード上の広告から道順を調べたり、電話をかけたり、メッセージを送信したりとすぐに必要な行動を起こすことができます。

Facebookより)

不動産業界向けFacebookダイナミック広告(Facebook Dynamic for Real Estate)

特徴

不動産向けダイナミック広告がリリースされたのは2017年8月で、他の2つの業界特化型ダイナミック広告と比ベると、新しいものになります。

不動産向けダイナミック広告を活用すると、ターゲットが見た類似不動産・希望価格帯を把握し、適合する不動産を示すことができます。不動産向けとしてターゲットに訴求するために、住宅カタログとなるデータフィードに「住所」「市区町村名」「入居可・不可」などの項目が設けられているのが特徴です。

Facebookダイナミック広告をもっと知りたい方へ

高い効果が期待できるFacebookのダイナミック広告の中でも、業界別のダイナミックを活用すると、ユーザーに表示するフィード情報を最適化できることがおわかりいただけたでしょうか?みなさんも自業種に適応できる場合は、ぜひ活用してみてください。

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〈参考〉

(執筆:森)


※本記事の初出は「Feedmatic Blog」です。

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