フィード活用で差をつける!Indeed 改善から始める求人検索サイト & ダイナミック広告戦略【セミナーレポート】

フィード活用で差をつける! Indeed 改善から始める求人検索サイト & ダイナミック広告戦略セミナーレポート
セミナーレポート

昨今、人材業界では求人データを複数の媒体で活用するのが定石となっています。Indeed、求人ボックス、スタンバイといった求人検索サイトに加え、Google や Criteo をはじめとした広告媒体を活用することが多く、dfplus.io ユーザーは平均で約 6 つの媒体を活用(※)しています。

本記事では、まず取り組みたい Indeed の改善テクニックのほか、その他の求人媒体への取り組み方を解説します。また、求人媒体だけでなく広告媒体も含めた運用を簡単 & 効果的に行うために重要なフィードの管理方法についてご紹介します。

求人データの連携にお悩みの方や、求人サイトや広告媒体の追加を検討中の方は必見です!

求人検索サイトを “今” 活用したい理由

求人検索サイトといえば、Indeed を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。 Indeed は、圧倒的な知名度と利用者数を誇る、求人検索サイト最大手です。

これ以外に、求人ボックスやスタンバイ、Careerjet も代表的な求人検索サイトとして挙げられます。

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dfplus.io のユーザー企業を対象に行った調査(※)では、 Indeed とスタンバイの利用率は約 75%と高く、次いでスタンバイも 6 割以上が利用していることがわかりました。

dfplus.io、「データフィード利用状況調査 2023年上期」の結果を公開

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グリーの 100% 子会社が提供する求人検索エンジン「jobda(ジョブダ)」が 2023 年 7 月にサービスを提供開始。今年 1 月には求人情報連携機能「jobdaXMLフィード」がリリースされ、さらに効果的な求人情報掲載が可能になりました。

こちらの記事で詳しく紹介しています。
媒体追加を検討中の方は、ぜひ合わせてご覧ください。

これらの求人検索サイトで成果を出している企業では、まず Indeed で求人内容や見せ方などの改善に取り組み、成功した施策を他のサイトに展開するケースが多く見られます。

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どうやって求人データを入稿する?4 つの方法を徹底比較!

求人検索サイトへの入稿方法はいくつかあります。

次の章で解説する Indeed の改善テクニックには、Indeed の仕様上、特定の入稿方法でしか実践できないものがあるため、まずは主な入稿方法と特徴を押さえておきましょう。

Indeed への入稿方法

入稿方法メリットデメリット向いている企業
クローリングロボットがサイトを回避し求人データを取得・開発などのリソースが不要・求人情報が同期されるタイミングがわからない
・見え方を調整できない
・特徴タグやカテゴリなどを細かく設定しにくい
・早く掲載したい
・フィード作成ができない
・求人件数が多く、直接投稿は時間がかかる
XML フィードシステムなどで、求人データを送信・見え方を調整できる
・特徴タグやカテゴリを細かく設定できる
・キャンペーンが管理しやすい
・フィードの作成・連携の開発などにリソースが必要・求人件数が多く、直接投稿は時間がかかる
・自社サイトへ遷移させたい
・特徴タグやカテゴリなどを細かく設定したい
直接投稿管理画面から、求人データを入力・Indeed 上で応募が完結できる
(Indeed エントリー)
・直接投稿のみ使える機能がある
・原稿の掲載や修正に手間がかかる
・自社サイトに遷移できない
・求人件数が少ない
・Indeed 上での応募を完結させたい
(Indeed エントリー)
・直接投稿のみの機能を使いたい
ATSATS から自動送信・掲載や運用にかかるリソースが少ないケースが多い・ATS の機能に制限されるため、細かな調整ができない・ATS を利用しており、リソースをかけずに掲載したい
※2024 年 1 月末時点の情報です。Indeed の仕様変更により変わる可能性があります。
  • クローリング
    Indeed のシステムが自社サイトを読み込み求人データを取得する方法です。リソースがかからないのが嬉しいポイントです。しかし、媒体の仕様に合わせた見せ方の調整や、広告成果に効果的なタグやカテゴリの設定ができません。

  • XML フィード
    タグをつけるなど、求人情報の見せ方を調整することができます。また、カテゴリを設定することで広告キャンペーンを柔軟に設計することが可能です。
    求人件数が多く、直接投稿では負担が大きい場合や、見せ方や入札を調整して、より効果的な運用を目指したい方にオススメの方法です。
    フィード作成をアウトソーシングしたり、自社で開発すると工数がかかるため、フィード管理ツールの利用がおすすめです。

  • 直接投稿
    求人検索サイトの管理画面で直接求人データを入力する方法です。ユーザーが応募する際のページ遷移が少なくなるため、離脱されにくいというメリットがあります。一方で、自社サイトに遷移せずに応募が完結するため、ユーザー情報を取得することができません。例えば、自社サイトを訪れたユーザーにリターゲティング広告を配信したいという場合は不向きな方法です。
    求人件数が少ない企業や、直接投稿のみの機能を使いたい方におすすめです。

  • ATS
    採用管理システム(ATS)から求人検索サイトに、自動で求人データを送信する方法もあります。クローリング同様、細かな調整ができないため注意が必要です。
    既に ATS を利用していて、最低限のリソースでまずは掲載したい方におすすめです。

まずは Indeed 改善から!ポイントとテクニックを解説

求人データの活用を強化するには、まず Indeed で掲載内容や入札などを試行錯誤し、成功した施策を他の求人検索サイトやダイナミック広告に展開するのがおすすめです。

まずは Indeed の改善ポイントとして imp・CTR・CVR・キャンペーン設定のテクニックをご紹介します。

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imp(インプレッション) を増やす

imp を増やすには、以下の 3 つが効果的です。

  • 全ての求人が掲載されるようにする
    各求人検索サイトは掲載 NG となる表現を定めており、例えば Indeed は「title」に職種以外の情報を入れることを禁止しています。

    NG 表現を無くして全ての求人が掲載されると、 imp 増が期待できます。

  • 検索されやすいキーワードを求人詳細に含める
    ユーザーが検索するキーワードを求人詳細ページに入れましょう。有益な情報が増えることで求人サイトの機械学習が促進されたり、ユーザーにわかりやすくなることで、表示されやすくなります。

  • 「1 求人 1 URL」を徹底する
    Indeed は、求人ごとに URL を分けるよう求めています。

    例えば、派遣の募集で、1 つの求人票に複数の勤務地を設定しているケースはこのルールに抵触します。勤務地以外の条件が同じであっても、勤務地ごとに求人票を作成してください。

    求人票を可能な限り細分化し「1 求人 1 URL」を徹底することで、審査落ちによる imp 減を防ぎましょう。

    参考:Indeedで求人情報が表示されない理由。掲載基準を見直してみよう
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CTR を高める

CTR(クリック率)を高めるには、情報の粒度や視認性を改善し、ユーザーがわかりやすい求人票にすることが大切です。

  • 職種名を改善する
    Indeed では「title」に職種以外の情報を入れることができません。他の情報を入れられないからこそ、ユーザーに伝わるよう、職種名は具体的にするのがオススメです。

    • 営業→SaaS 営業(フィールドセールス)
    • 店舗スタッフ→アパレル店舗スタッフ
    • デリバリースタッフ→デリバリースタッフ(配送ドライバー)
  • キーワードタグを活用する
    Indeed では、「交通費支給」「週2・3日からOK」など、求人の特徴が一目でわかるキーワードタグを設定できます。視認性を損なわずに、情報量を増やすことができるので、ぜひ活用しましょう。

    詳しくはこちら:クリックしたくなる求人情報とは?Indeed(インディード)でスルーされないタグの使い方

  • 画像を追加する
    「imageUrls」 を設定し、求人票に画像を追加するのもオススメ。非常に多くの求人があるなかで目にとまりやすくなります。
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CVR を高める

CVR(コンバージョン率)を高めるテクニックとして、HTML タグと Apply URL をご紹介します。

  • HTML タグで詳細ページを見やすくする
    フィード入稿又は直接投稿では、HTML タグを使って、求人詳細の強調したい部分を太字にできるほか、見出しや改行を追加したり、箇条書きにしたりできます。
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  • Apply URL でページ遷移数を減らす
    フィード入稿の場合のみ、Apply URL という項目を活用することができます。

    通常は、Indeed で検索を行うと、検索画面→検索結果→詳細ページ→各求人掲載サイトの詳細ページ→エントリーフォームと遷移します。しかし、Indeed 上の詳細ページと各サイトの詳細ページは、内容がほぼ同じであることが多いため、ユーザー体験として好ましくありません。また、遷移数が増えるほど離脱されやすくなります。

    Apply URL を設定すると、Indeed の詳細ページからエントリーフォームに直接遷移することができ、離脱防止に効果的です。

    詳しくはこちら:Apply URL Guidelines

キャンペーンを最適化する

「category」を設定すると、任意の条件で求人を抽出し、入札に反映することができます。
既定の条件(キーワード・職種名・会社名・勤務地)以外でもセグメント化できるため、柔軟なキャンペーン設計が可能です。

求人ボックスやスタンバイでも category 項目の利用が可能です。

設定例と詳しい手順はこちら:特定の条件で案件をセグメント化して、category項目を作る

求人検索サイト戦略:Indeed で成功した施策を”横展開”しよう!

Indeed の改善テクニックで成果が出たら、次はその施策を他の求人検索サイトに展開していくのが、成功のカギです。

前章でご紹介したテクニックのうち、例えば「職種名を具体化する」や「検索されやすいキーワードを求人詳細に含める」はそのまま他の求人検索サイトでも有効です。

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一方で、imp を増やすテクニックとしてご紹介した「NG 表現を無くす」については、媒体ごとに規定が異なるため、注意が必要です。

実際に各サイトを見てみると、同じ羽田空港での警備の募集でも、

  • Indeed:空港搭乗口の警備員
  • 求人ボックス:女性活躍/羽田空港のお客様案内「保安検査スタッフ」・未経験OK・オープニング・研修充実
  • スタンバイ:羽田空港検査場業務/~憧れの羽田空港の仕事~

となっており、使用可能な表現にかなり違いがあることがわかります。

各媒体のルールに合わせて、それぞれ最適化を行いましょう。

求人データをもっと活用しよう~求人サイトの次は “ダイナミック広告” がおすすめ

dfplus.io のユーザー企業を対象に行った調査では、およそ 78% の企業が複数の求人検索サイトを活用し、連携媒体は平均約 6 つと、複数の媒体を活用することが定石になっていることがわかります。

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複数媒体を活用する理由には「特定の検索サイトに依存すると、そこでの応募数が落ち込んだ際に全体の応募数に与える影響が深刻なのでリスクヘッジしたい」「とにかく露出を増やして、多くのユーザーの目にふれるようにしたい」といったことがあるようです。

複数の求人検索サイトを実施しているが、さらに面を広げたいという方におすすめなのがダイナミック広告です。

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ダイナミック広告とは、ユーザーひとりひとりに合わせて、興味のある情報を動的に生成する広告のこと。主な媒体として、Google、Criteo、Yahoo!、LINE などが挙げられます。

これらの広告媒体は EC のイメージが強いですが、人材企業でも高い成果を上げている事例もあります。詳しくは以下の記事でご紹介しています。

検索サイト & ダイナミック広告で 10 以上の媒体を活用する企業も

業界特化型の求人メディアを運営する株式会社Techouse では、Google、Criteo、Facebook、Yahoo! などのダイナミック広告と、Indeed などの求人検索サービスの広告を運用し、10 以上の媒体を活用。
媒体数を増やすことは「新規ユーザーの獲得が重要な成長ドライバー」になっているだけでなく、「1 つの媒体で成功した施策や成果の良いクリエイティブを、他の媒体にも展開できることが、複数の媒体を運用するメリット」だと感じているようです。

詳しくはこちら:https://dfplus.io/usecase/techouse

フィード管理ツールなら、魅力的な求人票や広告の作成も簡単!

求人検索サイトやダイナミック広告をより簡単 & 効果的に運用するためには、フィード入稿がおすすめです。フィード入稿なら、お持ちの求人データを、各媒体の仕様や成功施策に沿って調整したり、カテゴリを使って柔軟にキャンペーンを設定したりできます。

求人データは CSV 形式でお持ちのケースが多いですが、Indeed などにフィード入稿する際は XML フィードに変換する必要があります。

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と聞くと、「なんだか難しそう…」「ノウハウがないからコストがかかりそう」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方におすすめしたいのが、データフィード管理ツールです。


ツールなら、仕様に沿った職種名の変更や、category 項目の追加などを一括で簡単に行うことができます。件数が多くなりがちな求人データを扱う企業では、データフィードの最適化や管理・運用コストが膨らみやすいですが、ツールなら負担を最小限に押さえることができます。

こちらの動画では実際の操作画面や手順をご紹介しています。

成功事例

フィード入稿に切り替えて掲載内容の最適化を行った結果、求人検索サイトやダイナミック広告の成果を改善した事例を 2 つご紹介します。

  • インハウス運用でもフィード最適化で CVR 40% 改善に成功

    医療・介護・福祉に特化した求人サイト「グッピー求人」では、広告運用のインハウス化に伴い、dfplus.io を導入。ツールでフィード最適化や細かな調整を行った結果、CVR が 40% 改善。「PDCAを回しやすいというインハウス運用の強みと、dfplus.io の最適化のやりやすさが上手く噛み合っており、非常に相性が良い」と実感されたそうです。

    詳しくはこちら:https://dfplus.io/news/case-guppy

  • クローリングからの切り替えで、CV 数が約 3 倍に!広告媒体の配信も実現

    介護・看護の求人サイトを運営する「Life&Ceremony」は、Indeed をはじめとした求人検索サイトにクローリングで掲載していましたが、掲載内容の最適化がリソースの面で難しかったため、dfplus.io を使ったフィード入稿に切り替えました。

    結果、専門知識なし・限られたリソースでも掲載内容を最適化できるようになり、各求人検索サイトからの合計 CV 数が約 3 倍になりました。さらに、フィードの管理基盤が整ったことで、以前から取り組みたかった Criteo の配信も実現。一度サイトを訪れたユーザーに再度アプローチすることができるようになったことで、サイト訪問数が増え、全体の CV 数向上にも効果が見られたそうです。

    詳しくはこちら:https://dfplus.io/usecase/lifeandceremony

まとめ

多くの人材系企業で、メインの集客施策として取り組まれることが多い Indeed。その成果改善に効くテクニックと、それを他の求人検索サイトやダイナミック広告に “横展開” するという戦略を解説しました。

人材系企業におすすめのデータフィード管理ツール「dfplus.io」については、下記フォームからお問い合わせください。「今の入稿方法から切り替えたい」「フィードのことよくわからないけど最適化したい」などのご相談もお待ちしております。

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