こんにちは!新しくデビューしました、dfplus.io ブログの担当3号です。
今回のコラムは、いま話題の「Instagramショッピング(Shop Now)」を活用したマーケティング施策のご紹介です。
みなさんは「Instagramショッピング(Shop Now)」を利用したことはありますか?
Instagramショッピングは、海外では「Shop Now」の名称で呼ばれ、日本では2018年6月にサービスが開始された新しい機能です。9月には、ストーリーズでもこのショッピング機能が利用可能になりました。
Instagramショッピングを利用すると、下の画像のような「ショッピングバッグ」のアイコンがある投稿から直接商品の購入ができます。アプリから見た場合のみ使用できます。
まだInstagramショッピングで買い物したことがない方も、Instagramショッピングの目印であるショッピングバッグなら何回か見かけているかもしれません。
今回は、3つのアカウントの活用事例を紹介しながら、ECサイト担当者なら知っておきたいInstagramショッピングの特徴と始め方について解説したいと思います!
ECサイト担当者なら知っておきたいInstagramショッピング3つの特徴
1. 2000万人のInstagramアクティブユーザーにアピール
そもそも「Instagram」が何かと言うと、日本国内のアクティブユーザー数が月間2000万人(※1)にもなるSNSです。
これだけのアクティブユーザーに対してInstagramショッピングを活用した投稿をすれば、売りたい商品が多くのユーザーの目に触れる可能性があります。
2. 広告ではないため、機能の利用に費用がかからない
Instagramショッピングは、利用に費用がかかりません。予算を心配することがないため、新施策として導入しやすいですね。
3. ユーザーが商品を「イイな」と思ってから購入までがシームレスに繋がる
今までは、ユーザーInstagramで買いたいと思う商品を見ても、商品を検索で探し、それから購入を考えるという手間がかかっていました。
Instagramショッピングでは、投稿を見たユーザーが他のサイトへ離脱することなく商品を購入できるというシームレスな流れが可能になっています。
※1 2017参考年10月発表 SNS:インスタグラムの国内MAU 2000万人突破 – 毎日新聞
Instagramショッピングを活用している参考アカウント
今回は、Instagramショッピングの活用事例として、3つのブランドを集めてみました。
Instagramを見ていて購入したくなるような投稿は、モデルが着用していて商品を利用するイメージが持てたり、ブランドの世界観が現れているものなどが挙げられると思います。
ぜひ、参考アカウントの投稿をユーザー目線でご覧ください。
ファッションブランド「エディー・バウアー」 @eddiebauerjapan
アメリカ生まれのエディー・バウアーは、カジュアルスタイルからアウトドアスタイルまで扱うカジュアルウエアブランドです。
ダウンウエアをアメリカで初めて作ったことで有名ですが、ダウンウエアの他にもレインウェアやオフィスカジュアルなどの製品があります。
ほとんどの投稿にモデルがアイテムを着用している画像を使っているため、購入後のイメージがしやすいところがポイントですね。
高級靴を扱う「studio.CBR」 @studio.cbr
studio.CBRは東京の永福町駅にある、高級靴の買取販売店です。投稿画像は、革靴がつま先から真ん中まで、ブーツはかかとから真ん中までという構図で統一されています。
アカウントのページを訪れると、統一された構図にブランドイメージを感じられるはず。タイムラインに流れる投稿も、シンプルでありながら目を引く構図のため、つい興味を持って見てしまいます。
View this post on Instagram
studio.CBR (@studio.cbr) • Instagram photos and videos
セレクトショップ「FIGURE」 @figure_shizuoka
静岡県のセレクトショップFIGURE。モデル着用の写真が使われた投稿は、商品のイメージが持てますよね。
さらに、投稿につけられたテキストの商品説明がわかりやすいです。写真で興味を持ったユーザーに対し、適切な説明をすることで、購入意欲をかきたてることができます。
View this post on Instagram
FIGURE SHIZUOKA (@figure_shizuoka) • Instagram photos and videos
Instagramショッピングの始め方
参考アカウントの投稿はいかがでしたか?無料でこんなに便利なInstagramショッピングなら、今すぐ始めたくなりますよね!
ここからは、Instagramショッピングを始めるまでに必要なステップを大きく3つに分けて紹介します。
ステップ1:アカウントをビジネスプロフィールに移行
Instagramショッピングを始めるは、Instagramアカウントをビジネスプロフィールに移行することが必要になります。ビジネスプロフィールとは、Instagramショッピングの利用に必須のビジネス用アカウントです。
それでは、どうやってInstagramアカウントをビジネスプロフィールに移行するのか見ていきましょう。
Instagramアカウントをビジネスプロフィールに移行する手順
- プロフィール画面から、「設定」をタップ
- 「公開」アカウントにしてから、「ビジネスプロフィールに切り替える」をタップ
- 既に所持しているFacebookページとリンクさせる場合は「Facebookにリンク」を選択する(※2)
- 「ビジネスプロフィールを設定」ページで電話番号・メールアドレスなどの連絡先を入力
※2 Facebookページを所持していない・所持しているFacebookページとリンクさせない場合は、Instagramアカウントをビジネスプロフィールに移行後、自動的に管理されていないFacebookページが新規作成されます。
参考:Facebookページが不要!Instagramアカウントだけでビジネスプロフィールを取得する方法
Instagramアカウントのビジネスプロフィールへの移行は、以上で完了です。
ビジネスプロフィールに移行すると、2つの機能が使えるようになります。
- ユーザーをスムーズに誘導する「ショップ」「電話する」「メール」「道順」ボタン
1タップでショップへの連絡先や、Instagramショッピングの投稿を一覧で表示することができるボタンが表示されます。 - 投稿への反応を測定する「Instagramインサイト」
ストーリーズ・投稿のインプレッションやクリック数などがわかります。
ステップ2:「カタログ」を作成
Instagramショッピングを利用するには、Facebook社の形式に合わせたカタログの作成が必要です。
このカタログ作成には、下記のようにいくつか方法があります。
- 管理画面から1つ1つ商品名や価格などの情報を入力する
- カタログの項目に合わせた商品データを用意してアップロードする
- ツールを使ってカタログを管理・自動更新する
最初は手作業での運用を試してみるのも良いですが、商品の追加・変更のたびに手作業でカタログを更新することはかなり負担がかかります。また、Instagramショッピングには、在庫切れの場合に自動で商品タグを削除する機能がありますが、この削除機能を有効にするには、常にInstagram側に最新の情報を送る必要があります。
手作業では頻繁に最新の状態に更新することが難しく、実際は在庫切れであるのにタグが表示される可能性があります。すると、ユーザーからは購入可能に見えたのに実際は在庫切れでがっかり……という悪い体験を提供してしまうかもしれません。
そんなリスクを抑え、日々の運用の手間を少なくするために有効な方法が、カタログを作成するツールの利用です。この作成ツールには、たとえば、弊社が提供する「dfplus.io」があります (サービス資料はこちら)。
上記で紹介した3つの参考アカウントでも、dfplus.io をカタログ管理に使っていただいています。ありがとうございます!
dfplus.io を例として、ツールを利用するメリットを下記でまとめました。
カタログ作成にツール(dfplus.io)を利用するメリット
1. 商品情報を自動で更新
Instagramで投稿するたびに該当の商品を追加したり、商品情報を更新することは非常に手間がかかります。
とはいえ、更新頻度が低いと、古い商品情報が掲載されてしまったり、新しく販売開始された商品にタグ付けが遅れたり、在庫切れの商品にユーザーを誘導してしまう懸念があります。
ツールを使用すれば、設定した時間に自動で最新の商品情報をFacebook社へ送信するので、更新忘れを防いで在庫情報を最新の状態に保つことが可能です。
2. パラメータの自動生成・自動付与
Instagramに投稿する前に、商品に計測用のパラメータを設定しておくことで、Instagramショッピング経由での販売動向を知ることができます。
Instagramショッピングの成果を知るために、投稿内の商品にはぜひパラメータを付与したいところです。
3. Instagramのタグのタイトルを一括管理
Instagramショッピング機能が使える投稿の商品には下の画像のように「タグ」がついています。タグは、タップすることで商品の詳細説明ページに飛びます。
そのタグには、限られた文字数で商品情報を伝えるような「タイトル」を記載する必要があります。
ツールの中には、ブランド名やサイズなどの情報をまとめて複数の商品にタイトルとして入れることができるものもあります。
Instagramショッピングで商品を販売したい場合、手動でカタログを管理する工数を考えれば、カタログを作成・管理するツールを導入するメリットは大きいかと思います。ぜひ、検討してみてください。
ここまで、Instagramショッピング用のカタログ作成方法については理解できましたでしょうか?
手動またはツールによってカタログが作成できたら、最後のステップである、アカウント審査に進みましょう!
ステップ3:アカウント審査
さて、無事にInstagramアカウントをビジネスプロフィールに移行し、カタログ作成までできた方はアカウント審査に移ります。
ここまで記事の通りに準備を進めると、下記の条件すべてにあてはまった状態になるはずです。
ショッピング機能の導入に必要な条件
- 提供者契約とコマースポリシーに準拠した物理的な製品を販売しているビジネスであること
- Instagramアカウントがビジネスプロフィールに移行済みであること
- ビジネスプロフィールがFacebookカタログにリンクされていること。これはビジネスマネージャ、ShopifyまたはBigCommerceのプラットフォーム、あるいは直接ビジネスのFacebookページから作成、管理できます。
参考:コマースの利用資格 | Instagramヘルプセンター
条件を満たすと通知なしで自動的にアカウントの審査が始まります。あとは、審査完了の連絡を待つだけです。
これでInstagramショッピングを利用開始するための準備は終了です。お疲れ様でした!
「Instagramショッピング(shop now) 3つの特徴と始め方」まとめ
今回は、ECサイト担当者にぜひ知っていただきたい、Instagramショッピングの特徴・その始め方を紹介しました。
Instagramショッピングで効果を上げるには、ユーザーに見てもらえるような魅力的な投稿をすること、効率的な商品管理をすることの2点を重視してほしいと思います。
まだInstagramショッピングを利用していない方は、これを機に始めてみてはいかがでしょうか。
dfplus.ioは「Instagramショッピング」のカタログ作成・管理がカンタン
Instagramショッピングを活用するなら、カタログ作成と商品データの管理は必須です。
しかし、手動で管理することは骨が折れるはず……。この機会にカタログを作成・管理するツールを検討されてはいかがでしょうか?
dfplus.ioは、Instagramショッピングに正式対応。
Instagramショッピングの開始に必要な「Facebookカタログ」を簡単操作で効果的に作成・運用できる機能が揃ったツールです。
3週間の無料トライアル期間もご用意がありますので、dfplus.ioを利用してInstagramショッピングを最大限活用することにご興味のある方はお気軽にご相談くださいませ。
★詳しい資料「5分でわかる dfplus.io」ダウンロードはこちらからどうぞ!
